紅茶にはたくさんの種類があります。世界三大紅茶を始め、普段よく見られる紅茶は以下の通りです。
ストレートについては、おおよそ生産された地名が名称となります。
目次
ダージリン (Darjeeling)とは
世界三大紅茶のひとつです。
紅茶の名前は、インドの東ヒマラヤ山脈にある地名が由来となっています。
紅茶の色はオレンジ色で、茶葉の生産時期は3月~11月です。
その中でも、3~4月に収穫したものはファーストフラッシュ、5~6月に収穫したものはセカンドフラッシュ、10~11月はオータムナルと呼ばれます。
1番摘みの茶葉はストレートティー向きですが、2番摘み以降の茶葉から作られる紅茶は、ミルクティーとして飲むのもおすすめです。
ウヴァ (Uva)とは
ダージリン、キーマンと並び、世界三大紅茶の一つとして有名な品種です。
インド洋にあるセイロン島南東部で栽培されています。紅茶は透き通った明るいオレンジ色です。
芳醇で刺激的、香り高い味わいで、花に似た甘い香りただよう紅茶となっています。
カップに注いだ際、内側の縁に映える金色の光は「ゴールデンリング」とも呼ばれています。
濃いめのウヴァにミルクティーで飲むのがおすすめです。
キーマン (Keemun)とは
世界三大紅茶の一つです。
中国安徽省で栽培されています。
紅茶は薄めのオレンジ色で、中国紅茶の最高峰とされています。
ストレートティーでもミルクティーでもおいしく味わうことができます。
海外でも人気のキーマンは、オリエンタルな風味、エキゾチックな香りとして楽しまれており、中国茶の「ブルゴーニュ酒」とも言われています。
アッサム (Assam)とは
北インドのアッサム地方で栽培されます。
紅茶は澄んだ濃いめの紅色です。
タンニンが多いのが特徴で、くせが少なく芳醇な香りが楽しめます。
ローズティー(Rose tea)とは
ローズの花びらをブレンドした紅茶です。
紅茶の色は、明るい赤紫色~薄紫色で、目にも華やかなフレーバーティーとなっています。
特徴的な見た目の茶葉や風味はエレガントで、女性に大人気に紅茶となっています。
セイロンティー(Ceylon tea)とは
セイロンはスリランカの旧国名で、セイロンティーはスリランカ産の茶葉の総称です。
産地によって気候や標高が異なるため、セイロンティーといっても様々な風味の紅茶が存在します。
日本に輸入される紅茶の約60パーセントもセイロン紅茶となっています。
スリランカで採れた上質な茶葉だけを使用し、まろやかな渋みとほのかな甘い味わいが特徴です。
アールグレイ(Earl Grey)とは
ベルガモット(柑橘類)独特の爽やかな香りが魅力のフレーバーティです。
これは紅茶の茶葉に、イタリア原産のベルガモットと呼ばれる果実の香りを添加させた茶葉となっています。
古くから愛され続けている定番で伝統ある紅茶で、名前の由来は、英国首相アールグレイ伯爵に由来します。
アイスティー、ミルクティーどちらでもおいしく頂ける紅茶です。
ラプサンスーチョン (Lapsang Souchong)とは
中国福建省で栽培されています。
紅茶は濃いめのオレンジ色で、世界で初めて製造された紅茶と言われてます。
松葉で燻して香り付けした茶葉は、好みが別れる一方で、その香りに魅せられる紅茶愛飲家も多いようです。
アイスティーにするのはもちろん、ミルクティーでも美味しく頂けます。
ニルギリ(Nilgiri)とは
南インドで生産されており、ニルギリは現地の言葉で「青い山」を意味しています。
濃いめのオレンジ色で、柑橘系のような香りをしています。
すっきりとした味わいで、親しみやすく、女性にも大人気の紅茶です。
ミルクティー等のバリエーションにも豊富な紅茶となっています。

