最近では紅茶専門店で好みの茶葉を量り売りで売られるようになってきました。でも初心者では何をどう選んでいいかわかりませんよね。まずは気軽に市販されている紅茶の選び方のポイントからおさえていきましょう。
パッケージング
かわいい柄やお洒落な柄などパッケージングも色々ありますが、柄よりもまずはパッケージングに傷みがないか確認しましょう。見た目が悪いという事だけではなく、パッケージングが傷んでいる場合、特に缶で売られている時は中の茶葉が損傷している可能性があります。必ずきれいなパッケージングの物を選びましょう。
空気に触れると茶葉はどんどん酸化が進んでいきます。袋入りの場合は、なるべく密閉できるアルミパックを選ぶようにします。
商品詳細欄もチェックをします。B.O.P.やO.P.等茶葉のグレードが書いてあるものを選ぶのがお勧めです。グレードによって、抽出時間やティーストレーナーの目の細かさが変わってくるので、自分が持っている紅茶グッズと合わない場合が出てきます。グレードをしっかり表示しているのは、茶葉を購入する人に美味しく紅茶を楽しんでもらいたいという心遣いのあらわれとも言えるでしょう。
茶葉の種類
ダージリン・アッサム・キーマン等茶葉の種類もたくさんあります。初心者は何が違うの?どれを選べばいいの?と思ってしまいますよね。そんな時は自分が紅茶をどのように楽しみたいか?を優先しましょう。ストレートで飲みたいのか、たっぷりミルクを入れて飲みたいのか、爽やかにレモンティーで飲みたいのかから茶葉を選びます。
ストレートティーにお勧めの茶葉は、ダージリン・シッキム・ヌワラエリア・キーマン等です。茶葉自体の香りが繊細でフルーティーな茶葉をえらびます。ミルクティーにお勧めの茶葉は、アッサム・ウバ・ディンブラ・ルフナ・ケニア等です。香りとコクのバランスがよくミルクとの相性もばっちりです。特にアッサムCTCはロイヤルミルクティーやチャイ等にもよく合います。レモンティーにお勧めの茶葉は、ニルギル・シッキム等です。ダージリンやアールグレイもレモンの香りがすっきりと味わえます。
茶葉の量
開封してから2週間ぐらいで飲みきれる量がベストです。1日に飲む量によって差がありますが2~3杯ぐらいであれば70~150gがお勧めです。自分好みの味かどうかわからない場合は、なるべく少量のパッケージングの物を購入するようにしましょう。
賞味期限
パッケージングに書かれている賞味期限は必ず確認をするようにします。購入の際はなるべく賞味期限が先の物を選ぶようにします。缶入りの紅茶の場合はパッケージングをしてから約3年です。紅茶は農産物なので鮮度が命です。なるべく新しい物を選びましょう。
価格
茶葉の種類が同じであっても、販売会社や産地、収穫時期・ブレンドの割合・リーフのグレード・パッケージングされている量等によって価格は違います。特に希少な茶葉はかなりのお値段になります。
高価な紅茶が必ず美味しいかと言うと、飲む人の好みによって美味しいと感じられない事もあります。
有名店のケーキではなくコンビニスイーツが好きな人がいるように、自分好みの紅茶も価格が全てではありません。初めから好みの紅茶に出会えない場合もありますが、お手軽な価格の紅茶から試すのも、色々な紅茶を知るいい機会と言えるでしょう。

