紅茶は、もともとイギリスで薬として使われていた時代があります。
紅茶には健康効果のある様々な成分が含まれています。
紅茶に含まれる主な成分
紅茶に含まれる代表できな成分の名前と効能をご紹介します。
タンニン
コクや渋みを感じさせる成分です。殺菌や抗菌作用、活性酸素を抑える効果があります。
また、カテキンとも呼びます。さらに、発酵の過程で「紅茶フラボノイド」というポリフェノールに変化します。
カフェイン
苦みや深みを感じさせる成分です。
自律神経を興奮させたり、目を覚まさせる、疲労回復といった効能があります。
タンニン・テアニンと共に摂取すると、胃への刺激が緩和されるため、お茶は最適です。
テアニン
紅茶の旨み、甘みを作り出すアミノ酸です。リラックス効果があります。
フッ素
虫歯を予防し、健康な歯を保つ効果があります。
精油成分
紅茶の香りは、この精油成分によるものです。紅茶に含まれる香りの成分は300種類以上になります。
フラボノール
フラボノールは色素です。血管を強化する働きや消臭効果があります。
ミネラル
体の調子を整える効果があります。お茶に含まれるミネラルはアルカリを作り出すため、非常に健康効果があります。
ビタミンB群
皮膚の病気や口内炎を防ぐビタミン類を含んでいます。
紅茶の健康効果
紅茶に含まれる成分により様々な健康効果があります。代表的な効能をご紹介します。
風邪の予防
紅茶でうがいをすると、タンニンによる抗菌・殺菌作用で風邪やインフルエンザの予防ができます。
生活習慣病の予防
タンニンは活性酸素を抑える働きがあります。活性酸素は生活習慣病など様々な悪影響のあるものです。
また、カテキンには血液をサラサラにする効果がります。
紅茶フラボノイドは血糖や血中コレステロールを抑える働きがあります。
紅茶の抗酸化作用の効果について、紅茶の効能・抗酸化作用【紅茶で生活習慣病予防】でも詳しく学べます。
美肌効果
カテキンやビタミンには、シミやソバカスを抑える効果があります。また、カフェインは新陳代謝を促す効果もあるため、肌荒れやむくみの防止にもなります。
紅茶ポリフェノールの抗酸化作用で、肌の老化を防ぐこともできます。
紅茶の美容効果について、紫外線によるシミ・くすみに効果期待大!紅茶とレモンのクラッシュゼリー【レシピ付き】にも詳しくご紹介しています。
リラックス効果
テアニンは、イライラを沈めて、気持ちを落ち着かせる効果があります。また、香り成分でリラックス効果も期待できます。
集中力アップ・疲労回復の効果
カフェインの覚醒作用で気分をシャキッとさせることができます。また、胃の活動を活発化し、消化を促進させる効果もあります。
ダイエット効果
カフェインの脂肪燃焼効果でダイエット効果が期待できます。運動前に紅茶を摂取すると、効率よく運動できます。
日常的に続けるとよいでしょう。また、利尿作用もあるため、老廃物を早く体外に排出します。
カロリーもほとんどないため、ダイエットに効果的です。
虫歯予防・口臭予防
歯磨き粉によく含まれているフッ素を、紅茶は含んでいます。そのため、歯を綺麗に保ちます。
また、カテキンの抗菌作用も歯を健康に保ちます。口臭に効果的なフラボノールも含まれています。
食中毒を防ぐ効果
紅茶の消毒・殺菌効果は、食中毒や下痢の予防にも効果的です。菌の繁殖を抑える働きがあるため、食事とともに飲むとよいでしょう。