紅茶の入れ方

大阪や東京で人気の紅茶ブランド「テイラーズ・オブ・ハロゲイト」

このブランドは、イギリスのヨークシャー州で1886年にチャールズ・エドワード・テイラーによって創立されました。もともとは紅茶とコーヒーの輸入を手がける会社として経営されていました。やがて2人の息子に会社を継がせるために、有名なティーブランドであるアッシュビーズティーオブロンドンで修行をさせます。
紅茶の基礎について学んだ兄弟は父の元で商売を手伝いましたが、運営は難航しました。打開策を考えた弟のチャールズが、新しく展開する場所として目をつけたのは、ビクトリアン・スパとして栄えていたハロゲイトとイルクリーの地です。新たな地で始めた彼のカフェ事業は成功し、高級カフェやティールームを次々と増やしていくことになります。

水が豊かなハロゲイトで生まれたテイラーズ・オブ・ハロゲイト

ハロゲイトは、16世紀に鉱泉が発見されてからというもの、水の町として知られています。鉱泉の発見まで、ハロゲイトはただの小さな村にすぎませんでしたが、水の力によって魅力的な地へと姿を変えました。銅のドームに八角形の壁といったユニークな形の「ロイヤル・ポンプ・ルーム」など、豪華なスパを設け、主に上流階級の温泉保養地としての役割を果たすようになったのです。有名な作家や政治家、ロシアの王族までもが訪れるようになり、ミステリー作家として有名なアガサ・クリスティーも、偽名を使ってまでもハロゲイトに滞在していたといいます。イギリスでは温泉による治療や保養ができる場所が少ないため、新しいものや珍しいことが好きな人々にとって、スパでの保養は魅力的なものでした。

テイラーズ・オブ・ハロゲイト紅茶の特徴

チャールズがこだわったのは、その地域の水に合うブレンドを開発することです。紅茶の抽出は水質に大きく左右されますので、ハロゲイトの水を活かして美味しい紅茶を入れるのには、特別なブレンドを作ることが重要だったのです。現在は、ハロゲイトの水質に合うブレンドだけでなく、硬水、軟水のそれぞれに合わせたブレンドの開発に力を入れているため、使用する水の質によって使い分けることができます。イギリスの多くの地域は硬水なので、イギリスに合わせてブレンドされた茶葉は日本の軟水ではうまく抽出することができない場合もあるのですが、テイラーズオブハロゲイトの茶葉でしたら心配ないのです。
ブランドを代表する作品としては、ヨークシャーゴールドの名を挙げる方が多いようです。ハロゲイトのあるヨークシャー州の名を取ったこのブレンドは、20種類以上もの茶葉を合わせており、渋みとコクがありながら滑らかで柔らかい口当たりになっています。ストレートのほか、ミルクティーでも美味しくいただけます。

ベティーズとテイラーズ・オブ・ハロゲイト

1962年、テイラーズオブハロゲイトの当時の会長であったジェームズには後継がおらず、ビジネスの存続のために買い手を探すこととなります。当時、ブランドの店舗の1つであった「カフェ・インペリアル」の向かいに「ベティーズ」というティールームがありました。イギリスではとても有名で、ポストカードになるほどです。売りに出されたテイラーズオブハロゲイトはベティーズに買い取られましたが、以来50年ものあいだ、創業者であるテイラー一族への敬意をこめて、ブランドの名前を残しています。

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