ディンブラとは
ディンブラはとても飲みやすい紅茶です。ふんわりと立ち上る甘みのある柔らかい花の香りと、コクがあるのい控えめな渋み。
ディンブラは、ハイグロウンティーですが、特有の渋みもあまり強くありません。しっかりとした紅茶の旨味があり、渋みが後味をさらりとさせる・・・そこが、万人受けする飲みやすさです。
ディンブラの産地
ディンブラの産地はウバの反対側に位置する山岳地帯に広がっています。気候もウバとは対称で、クオリティーシーズンは1〜2月になります。それ以外の時期も一定した品質の茶葉を年間通じて収穫出来る産地です。
ディンブラの持つ華やかな香りはスリランカ特有の季節風が山に当たり、乾いた風が吹き込みます。その風がもたらす、と言われています。
ディンブラ唯一の個性でもある花の様な気品の高い香り故に「セイロン紅茶の女王」という素敵な別名を冠しているんですよ。
ディンブラのブレンドティーの入れ方
クセがなく、飲みやすい。だからこそ、楽しめる飲み方があります。もちろん、ストレートも美味しいです。アイスティーにしても角が無く丸みのある味わいになります。
そしてミルクティーにも向いています。アッサム紅茶とは違い、紅茶のコクを楽しんで頂けます。あとはミルクティーにした時のクリームブラウン色がとても綺麗なのも必見です。
そしてディンブラの楽しみ方で筆者がオススメするのは、アレンジティーはフレッシュフルーツティーです。ティーポットで茶葉とフレッシュなカットフルーツを一緒に入れて蒸らします。
林檎でアップルティーに。シャリマティーといってオレンジを入れたり、苺を少しつぶしていれたりする飲み方です。
入れる果物によっては一人分で小さじ半分ぐらいのワイン(見た目と紅茶の風味を損なわない為、ロゼワインがベスト)を切ったフルーツにふっておくと、ワインのアルコールが揮発する時に果物の香りも連れて漂います。
果物以外にもスパイスやハーブ、アルコール類にもマッチします。オールマイティな茶葉・ディンブラです。いろいろ試して好みの味を見つける楽しみもあります。
ディンブラのおすすめの茶葉
茶葉の形状は、バリエーションティーで扱いやすいBOP(等級オレンジペコの茶葉を砕いた)タイプやティーバックに用いられるCTC(Crush潰す・Tear千切る・Curl丸める製法)タイプが手軽に楽しめます。
BOPもCTCも、短時間で抽出が出来ます。その分、目を離してはいけません。ミルクティーの時はしっかり蒸らして濃いめにしてみてください。
ディンブラはそのままでもアレンジしても飽きが来ず、デイリーに飲む紅茶には最適の紅茶です。

