紅茶の入れ方

水出しアイスティー(急冷法)の入れ方【作り置きもできる!】

目次

水出しアイスティーの急冷法とは

アイスティーには、主に水出しと急冷法があります。急冷法は、熱湯で淹れた紅茶を氷に当てて急速に冷やす方法です。飲みたいときにすぐにいただけるので急な来客時に便利です。

急冷法で作る水出しアイスティーの特徴

茶葉の成分をきちんと抽出するので、香りや旨みとともに、渋みや苦みなど本来の風味を味わえます。水出しよりも渋く感じられますが、そのほうが紅茶のよさが出るということで好む方も多くなっています。
急冷法でアイスティーを作ると、「クリームダウン」と呼ばれる現象が起こることがあります。冷やす行程で時間がかかりすぎると、タンニンとカテキンが結晶化して濁ったティーになってしまいます。そのため、冷やす行程では手際のよさが大切です。

水出しアイスティーにおすすめの茶葉

アイスティーに最も適していると言われるのは、ダージリンです。上品な香りで、冷たくしても茶葉が持つ旨みをきちんと味わうことができます。特に春摘みの茶葉は好まれています。

もしセイロンでアイスティーを入れるなら、キャンディをおすすめします。スリランカの紅茶はセイロンと呼ばれますが、スリランカのキャンディ地方で育てられた茶葉はほかのセイロンよりもクセがなく、甘みがあることからアイスティーに向いています。

水出しアイスティー(急冷法)の入れ方

用意するもの(1人分の場合)
茶葉 3g〜6g
新鮮な水 100cc
急冷用の氷 6個〜8個
耐熱ポット ふたつ
マドラー
氷の入ったグラス
タイマーや砂時計など、時間をはかるもの
茶こし
①ポットを温め、水を沸騰させる
後の行程で冷やしますが、しっかり抽出させるためにポットは必ず温めます。
水は汲みたての水道水が空気をたっぷり含んでおり紅茶に適します。
大きな泡がボコボコと出るまでしっかし沸騰させてください。
②ポットに茶葉を入れ熱湯を注ぐ
勢いよく注いで、ポットの中で茶葉が回るようにしましょう。
注ぎ終わったら、冷めないようにフタをします。
③3分蒸らす
きちんと時間をはかります。
④もうひとつのポットに氷を入れる
冷却用のポットに氷を6個〜8個入れます。
数は氷の大きさにより調整が必要になりますが、わからないうちは多めにしてください。
⑤抽出した紅茶を冷却用ポットに注ぐ
マドラーを使い、茶葉を起こすようなイメージでぐるっとひとかきします。
その後、氷の入ったポットに注ぎます。
氷に直接当てることを意識して手早く注いでください。
茶葉が入っても構いません。
⑥マドラーで混ぜ、冷やす
冷却用ポットに入った紅茶をマドラーでかき混ぜます。
⑦茶こしを使い、氷の入ったグラスに注ぐ
しっかり冷えていることを手で触って確認してください。
茶こしを使い、茶葉や溶けて小さくなった氷が入らないようにグラスに注いで、完成です。

水出しアイスティーのおいしい入れ方のコツ

まずは、きちんと濃い紅茶を抽出することです。そのためには、しっかりお湯を沸騰させること、3分じっと蒸らすことが大切です(茶葉によっては蒸らし時間を調節する必要があります)。そして、急冷するときは手早く行ってください。よけいに氷が溶けてしまうと、薄いアイスティーになってしまいます。ホットのティーや水出しよりも行程は多くなりますが、ひとつひとつは難しいものではないので、覚えてしまえばいつでもおいしいアイスティーをいただくことができます。

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