紅茶の入れ方

紅茶の父ジェームス・テイラーズの歴史と人気茶葉2選

目次

人気茶葉:ジェームス・テイラーズのキャンディ茶とは

産地:スリランカ

標高:600m~1200m

収穫時期:通年

水色:輝きある濃いオレンジ色

香り:甘い香り

味:程よいコクと渋み

ストレートティーでもミルクティーでも相性がいいです。

スリランカでの紅茶栽培の始まりとは

1825年 スリランカで初めてコーヒーが栽培されました。スコットランドからたくさんの開拓者が移住してくる時代でした。

1857年 8万エーカー以上の土地が開拓される事となりました。このようなことからコーヒー農園があちこちにたくさんできていました。スリランカは紅茶よりもコーヒー栽培が盛んでした。

1839年 スリランカのキャンディにあるペーラーデ二ヤ茶園にアッサム種を送ったのは当時、インドのカルカッタの植物園長であったウォリック氏でした。しかし、コーヒーの需要が多く紅茶に対する関心はありませんでした。この頃は茶栽培が難しく感じられてコーヒー栽培から乗り換える農園主はありませんでした。

コーヒー農園に大災害「サビ病」

1869年 サビ病が大繁殖しました。サビ病とはコーヒーの葉の病気です。伝染しやすい病気で最悪の場合、農園全体がこの病気でダメになる事もあるという怖い病気でした。これらが原因となってコーヒー栽培から茶栽培に転換していくプランテーションの所有者たちが増えていきました。大きな被害を受けていたコーヒー農園ではサビ病にかかった木々を引き抜いて燃やす作業をする事となりました。その数は何百万もの量にもなっていました。さらに新しい苗木を植えてもすぐに枯れてしまったので結局、コーヒー農園は倒産せざるを得ませんでした。インドからやってきた入植者達や、ジェームス・テイラーの卓越した指導力のおかげでスリランカで茶栽培が急速に発展していきました。

ジェームス・テイラーの青年期

1851年 16歳であったジェームス・テイラーはスリランカに渡りました。スコットランド出身の彼は、最初はコーヒー栽培の助手として働いていました。

5年後、彼に転機が訪れます。ジェームステーラーは雇用主のハリソン氏とリーク氏に仕事で認められました。新しい仕事を任される事となりルレコンデラという茶園を任せられました。彼の担当にすべてを任せることにしたハリソン氏とリーク氏は茶樹の栽培の実験をするように指示しました。このような実験をさせる背景にはコーヒー農園のサビ病の大流行にありました。農園主たちはコーヒーから茶へ方向転換するしかない状況になっていました。

ジェームス・テイラーの業績

その中でジェームス・テイラーはスリランカに最初の製茶工場を建設しました。

1872年 工場を作ったことはすぐに有名になりました。また揉念機を開発したり茶樹の苗木を交配させて強い品種を作っていきました。このようにしてスリランカの紅茶産業の礎をきずいていきました。

1883年 スリランカのコロンボに最初のティーオークション市場ができました。この頃からセイロンティーの人気が高まっていきました。

19世紀後期 大流行となったセイロン紅茶です。今までは中国の紅茶が人気でしたがセイロンの良さが認められてきました。イギリスの紅茶会社やブローカーたちは自分自身の紅茶栽培を実現したいと思うようになりました。この頃は紅茶の産地よりも紅茶のブランド名が重要視されていた時代でした。

人気の茶葉:ジェームス・テイラーズティー

日本茶のような甘みもあり、人気の茶葉です。

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