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紅茶の歴史-アメリカの歴史を変えた「ボストン茶会事件」

アメリカの歴史を変えた「ボストンティーパーティー」を知っていますか?ティーパーティーと言うとなんだか楽しそうに思われてしまうかもしれませんね。日本語では主に「ボストン茶会事件」として訳されそう呼ばれているこの事件ですが、「なぜそれが歴史を変えたの?」と不思議に思う方もいるかもしれません。ボストン茶会事件とはいったい何だったのか、なぜ「事件」を「ティーパーティー」と言うのか詳しく見ていきましょう。

ボストン茶会事件とは

アメリカは以前、ヨーロッパ各国の植民地でした。アメリカ東部に位置するボストンは、ボストン茶会事件が起こった頃はイギリスの植民地でした。ボストン茶会事件が起こる前は、イギリスとフランスがアメリカ内での植民地支配の権利を争っていました。イギリスが勝利しましたが、イギリスは争いにかかった莫大な費用や損失をアメリカの植民地支配における税金で補おうとしました。税は最終的には廃止されましたが、茶税だけは残りました。それに反発したアメリカ市民が起こしたのが、ボストン茶会事件でした。

ボストン茶会事件の概要

アメリカの原住民を装った格好をしたアメリカ人のグループが、夜にイギリスの紅茶を積んだ船を襲い、原住民のように叫びながらイギリスの紅茶の積み荷を次々に海に投げ込んだのがボストン茶会事件です。その時に投げ捨てられたのは紅茶の積み荷だけでした。この事件をきっかけに、イギリスに対するアメリカの独立運動は盛んになり、その後様々な過程を経て、アメリカは独立国家になりました。

ボストン茶会事件のティーパーティーとは

それでもなぜティーパーティー?海でお茶会?と疑問に思う方もいるかもしれません。英語の「Party」には色々な意味があり、「バースデーパーティー」など公式に人が集まること=「パーティー」の意味もありますが、「同じ志を持つ人が集まること=グループ」の意味もあります。例えば、アメリカの政党の民主党は「The Democratic Party」です。この時の「Party」は政治のグループの意味で「政党」を意味します。このBoston Tea Partyは、ボストンの紅茶の事件を起こすために集まった政治的なグループの意味と、ジョークやその事件の趣旨からお茶会の意味との両方の意味があるのかもしれません。

イギリスにとってもアメリカにとっても、政治的にも重要な役割を果たした紅茶が絡んだこの事件。紅茶がこの世に存在しなかったら、アメリカの独立はどうなっていたのでしょうか。紅茶と歴史の関係を考えながら紅茶を飲むひとときも興味深いですね。ちなみにこの事件からアメリカでは紅茶よりもコーヒーが盛んに飲まれるようになったそうです。

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