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世界中を魅了するトップブランド「フォションの紅茶」
1885年 パリ・オペラ座の近くにあるマルシェに旬の野菜や果実を車で運ぶ商売をはじめました。この商売が好調となり翌年、小さな食料品専門店をオープンさせました。取り扱っていた高級フルーツや高級野菜などの販売で一躍有名になりました。当時では珍しいビスケットやブイヨンなど画期的な商品も取り揃えました。高品質な商品を提供することで瞬く間に高級食品店の代名詞となったフォションです。
1898年 パリ・マドレーヌ広場にサロンを開店する事でフォションの紅茶の歴史がはじまりました。
1960年 フォションの紅茶は大転換期を迎えます。フルーツを使ったお茶の開発に取り組みや果物のフレーバーティーを開発して販売したところ大ヒットでした。フレーバーティーのベースとなる茶葉の選択は試行錯誤の連続です。そのフレーバーに合う茶葉を選択してブレンドする事はもちろん茶葉そのものの味を大切にする方法をとったりしています。
紅茶は香水と同じ位置づけ
紅茶のベースとなるのは香りです。それに加えるフレーバーは天然由来のものを使用するためにバラの花びらを積極的に使ったりバニラのさやを用いたりします。紅茶の香りを最大に生かす紅茶の缶を開けた時の最初の香りと紅茶を飲み始めてからの口の中で少しづつ広がっていくに二番目の香り、紅茶を飲み干して後鼻へ抜ける後味の最後の香りです。香りの3つの効果ですが最初から最後まで手の抜きのない香りのフレグランスにも工夫をしています。
おすすめ茶葉:「パリの庭」の緑茶のフレーバー
ヨーロッパでは健康に関心が高まり緑茶に関心を持つ人が増えています。緑茶ベースの「パリの庭」を飲んでみるとフルーツの香りを最初に感じます。口に含んだ感じは緑茶自体の香りと緑茶の味がスッキリ感を与えてくれます。すべてを飲み干してみると花の香りが後味に残ります。紅茶と緑茶をベースに使用しているアップルティー「スミレ&ワイルドストロベリー」があります。
フォションの紅茶ブランド
「この店でしか手に入らない良質な品物のみを取り扱う事」「さまざまなグルメの好みに対応すること」このようなポリシーを持ち厚い信頼を得ています。世界中の美食家たちの支持されています。
フランス風のスタイルを提案したフォションの紅茶
数多くある食料品のなかでも特にスパイスと紅茶を販売しました。当時の人々にとっては紅茶とスパイスは遥か外国から届けられる夢見る製品でした。
「フランス風アフタヌーンティー」とおすすめ茶葉
インド、セイロン、中国からの輸入されるお茶は人々の想像と情熱をわきたてました。産地の異なる紅茶をブレンド(アッサム・ダージリン・セイロン・中国)を販売したことは保守的なイギリス人にとってスキャンダルになりました。当時ブレンドされた紅茶を販売したフォションは前代未聞の出来事でした。また伝統的でクラッシックなイギリスとは異なるフランス風ティータイムは大流行しました。時間は流れても「ファイブ・オクロック・ティー」と書かれた看板が現在もマドレーヌ広場のフォションの建物には掲げられています。