スリランカは紅茶の名産地
スリランカはインドの南東にある島で首都はスリジャヤワルダナプラコッテです。首都の名前を子供の頃覚えるのに四苦八苦した覚えがあります。今では素敵なリゾート地です。
その昔、イギリスの植民地でした。「スリランカ」と呼ばれる様になったのはつい数十年前の事で、それまで「セイロン」と呼ばれていました。その為、昔は「スリランカ紅茶」ではなく「セイロン紅茶」と呼ばれいたそうです。
スリランカには紅茶の産地が5つあります。ウバ・ディンブラ・キャンディ・ルフナ・ヌワラエリヤと採れた紅茶の名前が産地名になっており、総称して「セイロン紅茶」といいます。
スリランカの五大紅茶産地
世界の三大銘茶・ウバをはじめ、ディンブラ・キャンディ・ルフナ・ヌワラエリヤの5産地がとても有名で「五大紅茶産地」と呼ばれています。
スリランカの紅茶はどの茶葉もクセが少なく、飲みやすいというのが特徴です。
紅茶は栽培される土地の気温や湿度によって風味も左右されます。スリランカはインドよりも南に位置しており、一年を通して温暖な気候と適切な雨量があるため、飲みやすい紅茶に仕上がります。
気温や湿度差で茶葉の風味に特徴が出るのですが、南に行くほどクセが少なく飲みやすい茶葉になっていきます。
スリランカの地形と気温
スリランカの地形はアップダウンが激しい。島中心部には2000メートル級の山々が連なり、山麓に1000m前後の高原が広がり、その周辺を標高300〜900mの高原地帯が囲み、さらにその周囲から海岸線まで平坦な土地が広がっています。
土地の高低差が気温差を生み、紅茶栽培に適した島なのです。さすが、世界第三位の紅茶生産国!!
この高低差でも種類分けされています。
ハイグロウンティー・・・高地産の茶葉。深いコクや渋みに加えて、強い香りが特徴で個性の強い茶葉が多い。ウバ、ヌワラエリア、ディンブラ、ウダプッセラワが産地。
ミディアムグロウンティー・・・中地産の茶葉。バランスの良い紅茶でクセが少ないが香りが良く、誰でも飲みやすい。キャンディが主な産地。
ローグロウンティー・・・低地産の茶葉。コクと甘みがあり、香りも味も濃厚だが飲みやすい。ルフナ、サバラガムワが産地。(チャイに向いています!)
セイロン紅茶はあくまで「総称」です。

