ティーポット

世界の主な紅茶の産地7ヶ国とティーポットの歴史

紅茶は世界の20数ヶ国で生産されており、お茶の生産量の約70%を占めています。

その中の主要生産国はインド、スリランカ、ケニア、インドネシア、中国の5カ国があります。品質の良い茶葉が作られる条件としてインドのダージリンは例外ですが、熱帯・亜熱帯地域の比較的高地で、自然の霧が発生しやすい気候条件の地帯で作られやすくなっています。

その地帯は「ティーベルト」と呼ばれており、年間約400万トン紅茶が生産されています。

紅茶の産地・インド

ダージリン、アッサム、ニルギリ、シッキムなど

世界第1位の生産国であり、年間約100万トン生産されています。また消費量も多く、茶葉の種類も豊富で個性的な味わいを持つ紅茶が多く作られています。

紅茶の産地・ケニア

ケニア

世界第2位の生産国であり、年間約40万トン生産されています。アフリカ産の中でも最大の茶園があり、新興の茶葉生産国です。主にヨーロッパ諸国へ輸出されており、ブレンド用原料や飲料原料に使われています。CTC製法が主流なため味にムラがなく、適度な渋みと深い味わいが特徴です。

紅茶の産地・スリランカ

ウバ、ヌワラアエリア、ディンブラ、ウダプセラワ、キャンディー、ルフナ

世界第3位の生産国であり、年間約33万トン生産されています。茶葉輸出国第1位であり、中央部山岳地帯の高地産茶「ハイグロウンティー」で作られるウバ、ヌワラアエリア、ディンブラが有名で、古都キャンディー地区の中地産茶「ミディアムグロウンティー」やスリランカ南部の低地産国「ロウグロウンティー」ではルフナが生産されています。それぞれ特徴のある紅茶が多く、インドの紅茶に比べるとよりマイルドな風味を持っています。

紅茶の産地・インドネシア

ジャワ、スマトラ

年間約13万トン生産されています。ほとんどがジャワ、スマトラの両島で生産されているロウグロウンタイプの紅茶が主流であり、水色のよい茶葉を産出しています。

紅茶の産地・中国

キーモン、ラブサンスーチョン、雲南紅茶

世界最大のお茶生産国であり、茶木の原産国です。年間約150万トン生産されており、そのほとんどが緑茶や半発酵茶になっています。商品化や輸出も行っており、特有の芳香が特徴で、ストレートに適している紅茶が多く生産されています。タンニンが少ないため、アイスティーにも向いています。

紅茶の産地・トルコ

年間約15万トン生産されています。黒海沿岸の東の丘陵地帯に位置し、グルジュア地区から栽培方法を学びました。鮮やかな赤色と渋みの少ない味わいが特徴的です。

紅茶の産地・ネパール

年間約2万トン生産されており、インド国境付近のヒマラヤ山岳部のカングラ地区で多く作られています。ダージリンに近い茶葉であり、薄いオレンジ色とさわやかな渋みが特徴的です。

ティーポットとは

食器売り場でもデパートでも色々な値段の様々なティーポットが世界中で売られています。ではティーポットはいつ頃からこのような形になったのでしょうか。ティーポットが広まるきっかけは何だったのでしょうか。知っているようで知らない身近な食器ティーポットに対する理解を深めていきましょう。

ティーポットのはじまり

ティーポットが公式に今のような形になったのはいつでしょうか。1500年代に中国のイーシンで、後にイーシンティーポットと呼ばれるティーポットが誕生しました。イーシンティーポットは、今のティーポットと同じようなデザインをしていて、複数人用の茶葉でお茶を入れるためのティーポットです。もうすでにデザインとして横に取っ手がついています。ほとんど今のティーポットと変わらないデザインです。これがその後アジア中に広まり、日本にもその影響を与えました。現在の日本の急須の形にも影響を与えています。

ティーポットの発展

17世紀に入ると、東洋の工芸品やスパイスなどがヨーロッパにもたらされました。東インド会社がヨーロッパにお茶を運ぶと同時に、東洋の陶磁器もたくさんヨーロッパにもたらされました。当時の東洋の陶磁器は青や白を基調としたものが多く、長い船旅で色あせることもなく美しい状態のままヨーロッパへとやってきました。これが紅茶の積み荷の下に置かれることにより、海水に紅茶を濡らさずに済むような助けにもなったようです。当時このような美しい陶器は、まだヨーロッパでは作り出すことができなかったので、上流階級の人たちはこぞって当時高価だったお茶と一緒に同じように高価で貴重品だった東洋の美しい陶磁器を手に入れることを多く望んだのでした。その後、1710年にマイセンが陶磁器を作る窯を初めてヨーロッパに開き、ヨーロッパ独自の陶磁器を作り始めたこともあり、18世紀にはヨーロッパ中にティーポットが普及し広まっていきました。

今では美しい形の色々なデザインのティーポットが世界中で見られるようになりました。ヨーロッパの上流階級の習慣というイメージが強い紅茶と茶食器ですが、そのルーツはやはりアジアにありました。かつて東洋の美にヨーロッパの人たちが魅せられたように、いつまでも私たちアジア人も東洋の美しい文化を大事にして受け継いでいきたいですね。アジアとヨーロッパをつないだ紅茶を飲みながら、改めてアジアとヨーロッパの交流の深さとその未来を考えていけたらいいですね。

紅茶   紅茶

紅茶のピックアップ記事

  1. 紅茶
    ロイヤルコペンハーゲンとはロイヤルコペンハーゲンは、女王ジュリアン・マリーがデンマークを豊かにす…
  2. 紅茶の入れ方
    暑い夏の日やのどが渇いた時に炭酸のソーダがあると、のどが潤って気持ちいいですよね。今までに紅茶のソー…
  3. 紅茶スコーン
    オーブンいらずのお菓子でティータイムオーブンを使わずに、簡単に混ぜるだけのお菓子なら、いつでも作…

紅茶の最新記事

PAGE TOP