インドの紅茶

中国のキームン(キーマン)紅茶やインドのニルギリ紅茶・シッキム紅茶の入れ方と香り

中国は生産される紅茶の90%が輸出される国

茶園の総面積は462,000ヘクタールで年間総生産量は350,000トンです。セイロンに続いて世界第3位の茶産国となっています。しかし緑茶、ウーロン茶、加工茶がほとんどで紅茶はごくわずかの割合です。

紅茶のキームンの部分は安徽省のこと

標高300~1,200mの山間に茶園があります。安徽省南端、徽州地区祁門県に位置します。高品質のキームン茶は4~5月に生産されます。その香りは素晴らしく欄の花の香りです。天然スモーキーな香りでもあります。味は渋みや苦みが少ないことが特徴です。まろやかな味でカップすい色は濃赤色です。それは「紅茶のコニャック」と称され珍重されています。インドのダージリン、セイロンのウバとならんで世界三銘茶のひとつです。

キーマン紅茶の季節・製法

春茶は4月の中旬から下旬にかけて一芯二葉または一芯三葉で摘んでいきます。手間をかけて丁寧に作られていきます。そして8月に出荷されます。夏茶は高品質で評価が高く製法はゆっくりと乾燥させることがポイントです。オレンジ・ペコーの茶葉は細く撚られています。茶葉のツヤはしっとりと黒みを帯びています。特にキーマン茶は茶葉の大きさに関係なく風味の違いで等級を表示される事があります。

キーマン紅茶の香りと味

欄の花の香りに似た「祁門香」は東洋随一でありそれはイギリスまでにも響き渡るほど有名です。清らかな香りは長く持続する事が特徴です。普及品はヨーロッパでは「中国茶のブルゴーニュワイン」と称されています。スモーキーな濃厚な香りでまろやかな甘みとコクを楽しむ事ができます。渋みは抑えられています。フルーツたっぷりのパウンドケーキとよく合います。上級品は「祁門香」と呼ばれる蘭やバラのような優雅な香りを楽しむ事が出来ます。黒蜜のような甘さと芳醇な味わいを持ち、バランスのとれた心地よい風味です。生産量がわずかで一芯一葉で厳選して摘まれています。高価な茶葉として珍重されています。大切なおもてなしにはストレートで和菓子と合わせてみましょう。キームン茶ほど「ティータイムに合わせて茶葉を選べる、通好みの銘茶」といえます。二通りの茶葉の境界線があいまいなところがありますからその異なった美味しさと特徴を生かしましょう。

宣紅 (宣興紅茶):湖北省

宣都県の山間地で栽培されていて、キームン茶に匹敵する香りを持つ高品質の紅茶です。

寧江 (寧州江茶):江西省

キームン紅茶に似たお茶

英江 (英徳紅茶):広東省

広東省英徳県産。 柔らかな香りとまろやかな風味の紅茶です。

江 (雲南紅茶/ユンナン):雲南省

雲南省、鳳慶県の標高500~1,000メートルの高地に茶園があります。インドのアッサム茶によく似た形状で、花の香りがあり、柔らかな味とコクは中国茶の中でも唯一、ミルク・ティーに合うお茶です。

九曲紅梅:浙江省

もとは福建省武夷山の九曲で造られていましたが、現在は浙江省杭州で生産されていて、生産量が少ないので幻の紅茶と言われています。茶葉は細長く竜のようにうねっていて、すい色は鮮紅色で滋味豊かな紅茶です。

正山小種 (ラプサン・スーチョン):福建省

福建省、武夷産紅茶に中国特産の油松を燃やして燻したもので、独特のスモーキー・フレーバーが特徴です

ニルギリ紅茶が生まれた南インドのニルギリ高地

ニルギリ高地には大小合わせて2000ヵ所あまりの茶園があります。栽培面積は25,000ヘクタール、年間生産量は50,000万トンです。中国種やクローナル種が植えられています。ニルギリ茶の主産地は「クヌール」、「コタギリ」、「ウータカマンド」です。そこは南インドに位置し西ガッツ山脈が南北に連なっています。山脈からアラビア海にかけて広々とした高原あって、そこには「ブルー・マウンテン」と呼ばれる丘陵地帯があります。海抜1,000~2,000mのところにニルギリ茶の名産地があります。ニルギリの意味は、「ニル:青い、ギリ:山」です。茶の栽培が高地栽培であることや温暖な気候で日照りも良い場所です。南インドでは年2回のモンスーンがありその影響で年間の雨量が125~700ミリとたくさんの雨が降ります。この条件が茶栽培の最高の条件となります。

ニルギリ紅茶の味

高知産茶は香りが良く、爽やかなクセのない柔らかな味が特徴です。

ニルギリ紅茶のクオリティ・シーズン

1月から3月に生産される紅茶は最高品質の紅茶です。茶葉は見た目にも素晴らしくバランスよく整えられています。その香りは高地産茶の高い花の香りです。明るく柔らかなすい色と強さが特徴です。ストレート・ティーはもちろんミルク・ティー、レモン・ティー、アイス・ティーなどバリエーション豊かな万能お茶です。

ニルギリ紅茶の種類

ゴールデン・チップ:ゴールデンチップを含んだコクのある逸品です。

シルバー・チップ:香りは甘く柔らかい、口当たりのまろやかさは最高です。

クィーン:ダージリン茶似、香りと味は花のさわやかさを感じます。

ヴィンテージ:特選オレンジ・ペコー、花の香でマイルドなコクの味です。

ロイヤル:最高級オレンジ・ペコー、ニルギリ独特な香りとマイルドな味わいです。

エクセレント:高級オレンジ・ペコー、高い花の香とクセのない味です。

スペシャル:柔らかな花の香りとマイルドな味です。

ゴールデン:厳選茶、花の香りとフレッシュマイルドな味です。

シルバー:優良品、柔らかな香りでクセのないマイルドな味です。

シッキム紅茶とは

旧王国であり現在はインド領になっています。シッキムはダージリンとチベットの間に位置しています。茶産地はテミ地方のテミ茶園でのみ栽培されていて中国種とクローナル種が植えられています。ダージリン茶として認可されているシッキム茶はカルカッタのオークションで取引されます。

シッキム紅茶のクオリティ・シーズン

ファースト・フラッシュ

3~4月に生産される紅茶です。爽やかな花の香りでまろやかな風味があります。

セカンド・フラッシュ

5~6月に生産される紅茶です。高い花の香で強さとコクのある味わいです。

オータムナル・フラッシュ

10~11月の生産される紅茶です。香り豊かな紅茶を楽しめます。ストレート・ティー、軽いミルク・ティーに合います。

シッキム紅茶の種類

ファースト・フラッシュ エクストラ:ファースト・フラッシュの最高級茶、花の香りときめ細やかさと感じるまろやかな味わいです。

セカンド・フラッシュ エクストラ:セカンド・フラッシュの最高級茶、柔らかな花の香りでまろやかな味です。

セカンド・フラッシュ スペシャル:セカンド・フラッシュの特選高級茶、柔らかな香りとマイルドな味です。

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