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イギリス生まれのクランブルの語源とは?
クランブルはイギリス生まれの食後デザート。クラムは「パン粉」、クランブルは「パン粉にする」という意味から分かるとおり、ちょっと大きめのパン粉状の生地。バター、粉、砂糖を手ですり合わせるようにして混ぜてそぼろ状にします。果物と一緒に組み合わせるのが定番です。
クランブルといえばリンゴのクランブル
クランブルといえば、いちばんポピュラーなのはりんごのクランブル。りんごの甘酸っぱさとホロホロしたクランブルが混ざり合い、絶妙な美味しさになります。りんごは砂糖少々であらかじめソテーしたり煮たり、または生のりんごをそのままクランブルと一緒に焼いても。どちらでもそれぞれ美味しく出来ます。りんごの甘酸っぱさ、りんごの美味しい汁がクランブルに染みた部分のやわらかさ、上のカリカリ部分の香ばしさ。ひとつのデザートに、美味しい要素がいっぱいあります。
クランブル生地をいろいろなお菓子に使う方法
クランブルのおなじみの使い方は、フルーツの上にクランブル生地をたっぷりのせてオーブンで焼いたもの。これ以外にも、マフィンやパウンドケーキなどの焼き菓子のトッピングとして使ったりもできます。またはチーズケーキの上にのせたり、アイスクリームやクリームデザートの上にのせたり。どんな組み合わせでも美味しいのがクランブルの魅力です。
素材を混ぜて楽しむクランブルのアレンジ方法
クランブル生地の中に、お好みの香り素材などを加えると、クランブルのバリエーションが広がります。レモン、ココア、シナモンなどのスパイス、ココナッツやアーモンドダイス、そして紅茶やコーヒーなどなど。お菓子の種類とトッピングのクランブルの種類を掛け合わせれば、無限にアイディアが広がります。
リンゴとプルーンの紅茶クランブルの作り方
リンゴとドライプルーン、そして紅茶風味のクランブルの組み合わせ。リンゴは生のまま加えますが、きび砂糖とレモン汁であらかじめ下味をつけておくことによって、ぐっと美味しくなります。寒い季節のとっておきのデザートです。
材料(20cmグラタン皿1台分)
りんご 3個
ドライプルーン(種なし) 5個
きび砂糖 大さじ3
レモン汁 大さじ1
〔紅茶クランブル〕
バター 100g
グラニュー糖 60g
薄力粉 160g
紅茶の葉 小さじ2
作り方
1りんご4つ割りにして皮と芯をとり、いちょう切りにする。ドライプルーンは、1つを3~4個に刻む。
2りんごとプルーンをボウルに入れ、きび砂糖とレモン汁を加えて手であえる。
3オーブンを190度に温める。
4紅茶の葉を細かく刻む。ボウルに薄力粉、紅茶の葉、グラニュー糖を入れ、均一に混ぜ合わせる。
5冷たいバターを1cm角に切ったものを4に加える。バターに粉をまぶしつけながら、指の先でバターを細かくしていく。両手をすり合わせるようにしながら、バターと粉をさらさらのそぼろ状にする。
6耐熱容器にバター(分量外)をぬる。2のりんごとドライプルーンを敷き詰めて平らにした上に、クランブル生地をのせる。
7 190度のオーブンで約30分、クランブル生地がきつね色にこんがりするまで焼く。
ポイント
クランブル生地をそぼろ状にするとき、そぼろの大きさにムラがあってもOKです。大小の粒があったほうが食感がよく、焼き上がりの表情も豊かになります。温かいうちにいただくデザートです。泡立てた生クリームやアイスクリームを添えるのもオススメです。

