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紅茶風味のマカロンメゾンの作り方
フランスのマカロンは地方菓子です。日本で一番有名な、表面がツルツルの色とりどりのマカロンはパリのマカロン。まさに都会のマカロンです。フランスの各地方にさまざまなマカロンがあるように、各家庭で作られるマカロンにもいろいろなタイプがあります。家庭で作られるマカロンは、気取った感じがない素朴なお菓子。クッキーを焼くように、マカロンを気軽につくれたら素敵ですね。
材料(約25枚分)
ホールアーモンド 200g
粉砂糖 200g
紅茶葉 大さじ1
卵白 3個分
作り方
1オーブンを190度に温める。
2ホールアーモンド、紅茶の葉をフードプロセッサーで攪拌して、粉状にする。ボウルに入れて、粉砂糖の半量を加えて混ぜ合わせる。
3卵白を別のボウルに入れ、ハンドミキサーで泡立てる。泡がたってきたら、残りの粉砂糖を少しづつ加えながら、ピンと角がたったメレンゲを作る。
4 1を2に3回に分け入れ、ゴムべらでさっくりと混ぜ合わせる。
5丸口金をつけた絞り袋に入れ、オーブンシートを敷いた天板に直径4cmくらいに絞り出す。
5 190度のオーブンで約10分焼く。
ポイント
ホールアーモンドを粉状にするときは、アーモンドパウダーほど細かい粉状にしなくてもOK。ゴマ粒くらいの大きさにします。
地方によって様々な表情をみせるフランスのマカロン
フランスには、地方によってさまざまな伝統的なお菓子があります。数ある地方菓子の中でも、マカロンはもっとも種類が多いお菓子。日本でいえば、お饅頭みたいな存在といえば分かりやすいでしょうか。基本材料は、卵白、砂糖、アーモンドパウダー。でも、レシピや混ぜ方、焼き方の違いにより、地方色豊かなたくさんのマカロンが存在します。
修道院生まれのマカロンはどんなマカロン?
ロワール地方のナンシーという街のマカロンは、修道院の修道女がつくったの始まりと言われる伝統的なマカロン。砂糖を煮詰めてシロップ状にしたものを加えています。ほかの地方のマカロンよりも薄べったい形をしているのも特徴。表面に散らしたスライスアーモンドが、香ばしくて美味しそう。いかにも素朴な雰囲気のお菓子です。
ボルドーの近くで生まれたワイン入りのマカロンの味とは?
ワインの産地として有名なボルドーのそばにある小さな村、サンテミリオンのマカロンも有名です。ワインの産地ならではの特徴は、ワインを加えている点。サンテミリオンのマカロンは、ふっくらやわらかい食感です。
北フランス生まれのハチミツ入りのマカロン
北フランスはアミアンのマカロンは、ハチミツ入りでねっちりした食感が特徴。卵白だけでなく、卵黄も加えています。ほかの地方のマカロンとはタイプの違う個性的なマカロンです。
世界中で愛されるパリのマカロン
いまや日本でもすっかりお馴染みのお菓子、パリ風マカロン。さすがパリ風だけあって、色、形、味わいとすべてにおいて洗練されています。洗練の理由は、もちろんその繊細な作り方。卵白をしっかり泡立てて、粉類と混ぜるときにもテクニックが必要です。オーブンで熱を加えたときに、生地の縁にピエ(足)と呼ばれる部分が出来上がるかどうかが、マカロンづくり成功ポイントのひとつ。自分でパリ風マカロンをつくれたら、ティタイムが嬉しくなりますね。

