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キャラメルミルクティーのパンナコッタの作り方
真っ白いクリームをゼラチンで固めたイタリアのデザート、パンナコッタ。紅茶の香りをきかせた上に、キャラメルソースをたっぷりかけていただきます。なめらかなミルクティーとキャラメルソースは、絶妙の組み合わせです。食後のデザートにぜひどうぞ。
材料(4人分)
粉ゼラチン 7g
水 大さじ3
牛乳 300ml
生クリーム 300ml
砂糖 60g
紅茶の葉 大さじ2
〔キャラメルソース〕
砂糖 100g
水 大さじ 2
熱湯 100ml
作り方
1水にゼラチンをふり入れて、ふやかしておく。
2小鍋に牛乳、砂糖、紅茶の葉を入れ、弱火にかける。煮立つ直前に火をとめる。2を漉し器でこしながらボウルに入れる。
3熱いうちにゼラチンを加え、混ぜて溶かす。そのまま粗熱をとる。 生クリームを加えて、混ぜあわせる。
4ボウルの底を氷水にあて、軽く混ぜながら冷やす。
5とろみがつくまで冷えてきたら、器に流す。冷蔵庫で冷やし固める。
6キャラメルソースをつくる。鍋に砂糖と水を入れ、中火にかける。
7砂糖が溶けてきたら、ゆっくり鍋をまわして全体を溶かす。だんだん色がついてきて、濃いキャラメル色になるまで焦がす。
8火を止めて、熱湯を注ぎ入れる(はねるので、焼けどしないように注意)。鍋をまわして、煮溶かす。そのまま冷ます。
9ミルクティーパンナコッタの上にキャラメルソースをたっぷりかける。
ポイント
ふるふるの柔らか食感を出すために、ゼラチンの量は少なめです。固まるのに時間がかかるので、しっかり冷蔵庫で冷やしてからいただきます。リキュールの香りがお好きな方は、ウィスキーやブランデーなどのお酒を少し加えうのもオススメです。
アールグレイ風味のババロアの作り方
卵黄クリームと生クリームを冷やし固めた、まろやかな美味しさのババロア。アールグレイとバニラの2つの香りが、濃厚なクリームにとてもよく合います。フィンガービスケットやスポンジケーキを敷き詰めたケーキ型にババロアを流せば、大人っぽいシャルロットケーキに仕上げることができます。
材料(18cmリング型)
ゼラチン15g
水 80ml
卵黄4個
砂糖100g
牛乳 500ml
バニラビーンズ 5cm分
紅茶の葉 小さじ3
生クリーム 200ml
作り方
1水にゼラチンをふり入れて、ふやかしておく。
2卵黄をボウルに入れて溶きほぐす。砂糖を加え、泡だて器で白っぽくなるまですり混ぜる。
3小鍋に牛乳、砂糖、紅茶の葉、バニラビーンズの種をしごき出したものを入れ、弱火にかける。煮立つ直前に火をとめる。熱いうちにゼラチンを加え、混ぜて溶かす。
4 3を2に加えて、混ぜ合わせる。これを漉し器でこしながら別のボウルに入れる。粗熱をとる。
5別のボウルに生クリームを入れて、泡だて器で八分立てに泡立てる。4に加えて、きれいに混ぜあわせる。
6ボウルの底を氷水にあて、軽く混ぜながら冷やす。
5とろみがつくまで冷えてきたら、型に流す。冷蔵庫で冷やし固める。
ポイント
卵黄クリームと生クリームを混ぜ合わせるとき、濃度があまりに違うと混ざり合わず分離しやすくなります。濃度が同じになるように、卵黄クリームのボウルを少し氷水につけて冷やし、とろりとさせてから混ぜあわせると上手くいきます。
紅茶風味のカトルカールの作り方
カトルカールは、フランス語でquatre quarts。卵、砂糖、粉、バター、4つの材料が同割りで入っていることを意味します。いわばお菓子の黄金比。シンプルな配合ですが、お菓子づくりの基本です。これをベースに、お好みでいろいろなアレンジを加えることでお菓子づくりの幅が広がります。ご紹介するのは、カトルカールに紅茶を加えたもの。簡単なお菓子ですが、黄金配合の美味しさを堪能できます。
材料(18cmスポンジ型1台分)
卵 3個
グラニュー糖 180g
薄力粉 180g
ベーキングパウダー 小さじ1
溶かしバター 180g
紅茶ティバッグ 1袋
〔レモンアイシング〕
粉砂糖 100g
レモン汁 大さじ1
水 大さじ1
作り方
1オーブンを170度に温める。
2紅茶の葉を細かく刻む。
3薄力粉とベーキングパウダーをあわせてふるっておく。
4型にオーブンペーパーをしく。
5バターをボウルに入れ、湯せんで溶かす。
6ボウルに卵を泡だて器でときほぐす。グラニュー糖を加えて、湯せんにかけてグラニュー糖を溶かす。
7卵の温度が人肌程度の温かさになったら湯せんからはずし、ハンドミキサーの高速で泡立てる。白っぽくもったりとなり、生地をすくいあげたときの跡がしっかり残るくらいまで泡立てる。
5薄力粉とベーキングパウダーを少しづつふるい入れ、ゴムべらで底から大きく混ぜ合わせる。
6紅茶の葉を加える。溶かしバターを3回に分けて加え、よく混ぜ合わせる。生地にツヤが出てなめらかになるまで混ぜる。
7型に流し、170度のオーブンで約50分焼く。
8レモンアイシングをつくる。粉砂糖にレモン汁と水を加える。ツヤが出てとろりとするまで混ぜる。粗熱がとれたカトルカールの上にスプーンで塗り広げる。
ポイント
卵が冷たいままだと泡立ちにくいので、必ず湯せんにかけます。もこもこにしっかり泡立てます。粉類とバターを加えてから、丁寧によく混ぜ合わせることによって、きめの細かいしっとりした生地になります。
いろいろな型でつくるカトルカール
カトルカール生地はどんな型を使っても焼けます。定番の丸型やパウンド型はもちろんのこと、細かい模様が浮き出る特別な型を使ったり。マフィン型や紙型を使って小さく焼いて、プレゼント用のお菓子にしたり。カトルカールを美味しく作れるようになるだけで、まったく違った印象のお菓子をいくつも作れるようになります。
カトルカールに合わせたいアイシング
アイシングはカトルカールのふわふわしっとり生地に、個性的なアクセントとやさしい甘みを加えてくれます。上にトロリとかけるだけなのに、食べたときのインパクトは絶大。焼きっぱなしのカトルカールをちょっぴりおめかし風のお菓子に変身させてくれます。
アイシングの作り方のコツ
粉砂糖に水分を少しだけ加え、トロリとさせて作ります。粉砂糖100gに対し、水分約大さじ2が基本。粉砂糖はダマが多いので、茶漉しでふるっておきましょう。とろりとキレイなアイシングが出来上がります。
組み合わせを楽しみたい果汁やリキュールでつくるアイシング
アイシングに加える水の代わりに、レモン汁やオレンジ果汁、ラム酒やブランデーなどを加えれば、香りのよいアイシングの出来上がりです。例えばレモン果汁の代わりにブランデーを加えたブランデーアイシング。紅茶のカトルカールにとても合います。アイシングひとつで大人向きなお菓子に変身させることができる簡単便利なテクニックです。

