紅茶クッキーをつくろうと思うと、色々な材料を集めないといけないことからつくるのが面倒だと感じることはありませんか?できれば少しでも手軽につくれたら嬉しいですよね。そうすれば、簡単に作れるだけでなく経済的にも安心です。こちらではできるだけ材料を最小限に抑えた、卵を使用しない紅茶クッキーのレシピを二種類ご紹介したいと思います。
目次
卵を使わない基本の紅茶クッキーの材料と作り方
材料(作りやすい分量)
・無塩バター 70g
・グラニュー糖 48g
・薄力粉 120g
・紅茶のティーパック 2パック
作り方
1)バターを室温に戻しておき、柔らかくなったらボウルに入れてさらに柔らかくなるまで泡立器で練ります。
2)1)にグラニュー糖を加えて白っぽくなるまで混ぜ合わせます。
3)2)に薄力粉をふるい入れて紅茶パックの中身を加え、ゴムベラでさっくりと混ぜ合わせます。
4)一つにまとまったら、ラップに包んで綿棒で約3〜5mm位の厚さになるまで伸ばします。
5)オーブンを170度に予熱します。
6)4)をお好みの型で抜きます。
7)6)をオーブンシートを敷いた鉄板の上に並べて、オーブンで約10分焼きます。焼き色がついたら完成です。
卵を使わない紅茶クッキー作り方のポイント
こちらのレシピはさっくりとした食感をより出すためにお砂糖を多めに配合しています。少し甘すぎるかなと思う方は少し減らして頂いても問題ありません。粉類を混ぜ合わせる時は、なるべくこねるように混ぜるのではなく、さっくりと混ぜるようにしましょう。生地がまとまりにくい場合は、少量の牛乳を加えるとまとまりやすくなります。
ホットケーキミックスを使った卵不使用の紅茶クッキーのレシピ
次にご紹介するのは、もっと手軽に失敗なくできるレシピです。ホットケーキミックスを使用しますので、また違った食感と香りを楽しむことができますよ。また、卵だけでなく牛乳も使用しないので、家に卵と牛乳がないときでも気軽につくることができます。
材料(作りやすい分量)
・ホットケーキミックス 100g
・無塩バター 50g
・紅茶のティーパック 1パック
・グラニュー糖 20〜30g
作り方
1)無塩バターを常温に戻して、ボウルの中に入れて泡立器で柔らかくなるまで練ります。
2)1)にグラニュー糖を二回に分けて加えて白っぽくなるまで混ぜ合わせます。
3)2)にホットケーキミックスとティーパックの中身を加えてゴムベラでさっくりと混ぜ合わせます。
4)3)が一つにまとまったらラップに包んで冷蔵庫で約30分寝かせます。
5)オーブンを200度に予熱します。
6)4)を冷蔵庫から取り出して、綿棒で3〜5mmの厚さに伸ばしてお好みの方で抜きます。
7)クッキングシートを敷いた鉄板の上に生地を並べて、200度のオーブンで約10〜15分焼きます。焼き色がついたら完成です。
経済的にも嬉しい卵なしの紅茶クッキーに挑戦してみよう
いかがでしたか?今回ご紹介したレシピはどれも卵を使用していないので、お財布にも優しいレシピの上、卵アレルギーの方でも安心して食べて頂けるものです。(ホットケーキミックスの原料に卵の成分が含まれている可能性もありますので、こちらのレシピは事前にホットケーキミックスの原材料をチェックしてください。)紅茶のクッキーをお手軽に作りたいと思った時に是非今回のレシピを参考に挑戦されていみてはいかがでしょうか。
紅茶とオレンジピールの手ごねパンの作り方
紅茶の葉と自家製オレンジピールを入れた、やさしい味わいの手ごねパン。パン生地をこねている間から、紅茶とオレンジピールのいい香りに包まれます。食パン型で大きく焼いて、スライスして味わいます。パン生地をくるくる巻いて型に詰めるだけの簡単な作り方は、食パンを作りなれていない人でも気楽にできます。
材料(1斤)
強力粉 250g
ドライイースト 3g
水 160g
塩 3g
砂糖 20g
バター 15g
紅茶の茶葉 5g
自家製オレンジピール 80g
作り方
1アールグレイ茶葉を細かく刻む。
2バターは室温にもどして、やわらかくしておく。
3ボウルに強力粉、砂糖、塩、アールグレイ茶葉を入れて泡だて器で均一に混ぜ合わせる。インスタントドライイーストを加えて、混ぜ合わせる。
5台に取り出し、手のひらでこすりつけるようにしながら生地を伸ばす。生地をまとめ、向きを変えてまた生地を伸ばす。繰り返しているうちに、べたべたしていた生地が手につかなくなる。
6オレンジピールを加えて、なじませるようにこねる。
6伸ばした生地の上にバターをのせ折りたたむようにして包みこみ、生地をよくこねる。なめらかになり、ツヤが出てくる。
7生地を丸めてボウルに入れ、ラップをかける。温かい場所で2~2.5倍くらいの大きさに膨らむまで発酵させる。
8生地を台に出し、表面を張らせるように丸め、固くしぼった濡れ布巾をかけて10分おく。
9台に取り出し、麺棒をあててガス抜きしながら、30x15cmに伸ばす。手前からくるくると巻き、とじ目をつまんで留める。
10とじ目を下にして型におき、ぬれ布巾をかける。温かい場所で、二次発酵させる。型の9分目まで生地が膨らむ。
11 オーブンを200度に温める。
12 200度のオーブンで約30分焼く。
ポイント
イーストが塩に直接ふれると発酵を妨げてしまいます。塩を粉と混ぜておいて中に、イーストを投入しましょう。水の温度は30度前後が最適です。温度が低すぎても高すぎても、イーストがうまく働きません。発酵に適した温度は、25度~30度。季節や気候によって、最適な場所は同じ家でも変わってきます。伸ばす大きさは、お手持ちの型にあわせてください。食パン型がない場合は、パウンド型で小さく焼いても可愛く出来上がります。
無農薬オレンジでつくりたい自家製オレンジピール
国産の無農薬オレンジが手にはいったら、オレンジピールを手作りしてみてください。数日間、じっくりと時間をかけて仕上げます。オレンジの皮を2回くらほどゆでこばして、やわらかく茹でます。皮がひたひたになるほどの水を入れ、水と同量の砂糖を入れ沸騰させます。沸騰したら火をとめ、そのまま冷まします。この作業を数日間、何度も繰りかえすだけ。熱いシロップが冷めていく間に、甘さがじわじわと浸透します。
自家製オレンジピールはお菓子やパンに大活躍
自家製オレンジピールの出来上がりのサインは、シロップがハチミツくらいの濃度になったとき。その頃には、オレンジの皮もツヤツヤになってきてます。シロップごと瓶などに入れて冷蔵庫で保存します。長期保存の場合は冷凍保存がオススメです。自家製のオレンジピールがあれば、お菓子やパンづくりが楽しみになること間違いなし。いつものシンプルな焼き菓子やパンに入れるだけで、ふわっと漂うオレンジの良い香りに驚くはずです。
薔薇をモチーフにした可憐なお菓子
紅茶の花言葉に「純愛」という言葉があります。紅茶の木々の清廉潔白な感じから生まれた言葉なのでしょうか、想像してみるとなるほどとうなづけます。同じ「愛」という花言葉を持つ花で代表的なのが薔薇です。特に赤い薔薇は「愛」と呼べるのにふさわしい高貴さがあります。誰もに愛されてきた花ゆえか、薔薇をモチーフにしたお菓子は世界中で作り続けられています。どこか儚くて食べてしまうのを躊躇してしますような薔薇のお菓子に、大好きな紅茶の香りをつけて……愛にあふれた可憐なお菓子で素敵なティータイムをお過ごしになってください。
りんごの薔薇が花開く、紅茶アップルマフィンの作り方
りんごの薄切りを薔薇の花びらに見立てたものを、紅茶マフィンの上にのせて焼きました。ふわっと広がる紅茶の香りと、りんごの薔薇の可憐さに誰もが魅惑されることでしょう。箱詰めにして、手土産にしてもよろこばれそうです。
【材料】直径7cm紙マフィン型6コ分
薄力粉 100g
ベーキングパウダー 小さじ1
塩 ひとつまみ
きび砂糖 70g
卵 1コ
牛乳 60cc
菜種油 50cc
紅茶の葉 6g(アールグレイがおすすめ)
りんご(大) 1コ
レモン汁 大さじ1
(仕上げ)
粉砂糖 適量
【作り方】
1.りんごは洗って4つ割りにし、種の部分を最小限に取り除いて、できるだけ薄く、1mm厚さくらいにスライスする。鍋にりんごとレモン汁と大さじ2くらいの水(分量外)を入れて中弱火にかけ、りんごが透き通ってやわらかくなるまで煮る(焦がさないように火加減に注意)。あるいは、耐熱容器にりんごとレモン汁を入れ、様子を見ながら電子レンジにかける。
2.1のりんごを10枚くらい、少しずつずらして縦に長く重なるようにし、端からくるくるとゆるめに巻いていく。巻いてから、箸などで花びらを開くように整えると、大きな薔薇になる。薔薇を6コ作る。
3.オーブンを180℃に予熱する。ボウルに室温に戻したバターと塩を入れ、泡だて器でクリーム状に練る。きび砂糖を2~3回に分けて加え、白っぽくなるまですり混ぜる。
4.溶きほぐした卵を少しずつ加え、その都度よく混ぜる。
5.牛乳を少しずつ加えて混ぜ、菜種油も加えてよく混ぜる。
6.薄力粉をふるいながら加え、紅茶の葉(リーフティは細かく刻む)も加えて、泡だて器で中心を回してまわりの粉類を取り込んでいくように混ぜる。
7.紙マフィンカップ(耐熱ではないものは型に紙カップを敷く)に5をカップの5~6分目まで入れ、180℃のオーブンで5分焼いて一度取り出し、2の薔薇をひとつずつのせる。再びオーブンに入れ、15~20分焼く。薔薇の花びらが焦げそうな場合はアルミホイルをかぶせて焼く。
8.取り出して粗熱が取れたら、仕上げに粉砂糖を茶こしで振りかける。
【ポイント】
りんごは紅玉やジョナゴールドなど、なるべく皮が赤いものを使うと薔薇の花びらが華やかになります。また、りんごのスライスは薄く切ると花びらが繊細に仕上がります。菜種油(こめ油、グレープシードオイル、ココナッツオイルなどでもおいしくできます)は溶かしバターにかえると、さらにコクのあるマフィンになります。型に入れるマフィン生地が多いとりんごの薔薇が沈んでしまいますので、生地の量はカップの半分くらいを目安にしてください。

