手作りパン派に大人気のちぎりパン
ちぎって食べる、ちぎりパン。パン作りが好きな人たちの間では、定番の人気パンです。スクエア型に小さなパンがぽこぽこ並んだ形が可愛らしく、作るのも食べるのも楽しいのが人気の理由です。生地に風味を加えたり、中に具を包んだり。アレンジも自由自在に楽しめるところも愛される理由でしょう。
ミルクティー風味のちぎりパンの作り方
ご紹介するのはミルクティー味のちぎりパン。作ってるときも、焼き上がったときもやさしい紅茶の香りに癒されます。
材料(18センチスクエア型1台分)
強力粉 200g
砂糖 20g
塩 3g
バター20g
インスタントドライイースト 3g
紅茶 5g
牛乳 180ml
作り方
1小鍋に牛乳と紅茶を入れ、弱火にかける。沸騰直前まで温め、火からおろして5分ほどおく。茶漉しでこし、茶葉をぎゅっと絞って濃いミルクティーをつくる。 140mlを計量して、30度くらいの温度に冷ましておく。
2バターは室温にもどして、やわらかくしておく。
3ボウルに強力粉、砂糖、塩を入れて泡だて器で均一に混ぜ合わせる。インスタントドライイーストを加えて、混ぜ合わせる。
4ミルクティーを加え、手で混ぜてひとまとめにする。
5台に取り出し、手のひらでこすりつけるようにしながら生地を伸ばす。生地をまとめ、向きを変えてまた生地を伸ばす。繰り返しているうちに、べたべたしていた生地が手につかなくなる。
6伸ばした生地の上にバターをのせ折りたたむようにして包みこみ、生地をよくこねる。なめらかになり、ツヤが出てくる。
7生地を丸めてボウルに入れ、ラップをかける。温かい場所で2~2.5倍くらいの大きさに膨らむまで発酵させる。
8生地を台に取り出し、カードで16等分に切り分ける。
9型に薄く油(分量外)を塗っておく。分割した生地の表面を張らせるようにして丸め、型に縦横4列に並べる。
10固く絞ったぬれ布巾をかけ、温かい場所で二次発酵させる。約2倍の大きさに膨らみ、離れていた生地同士がくっつくようになる。
11 オーブンを180度に温める。
12 180度のオーブンで約20分焼く。
ポイント
楽しくおいしいパンづくり。小さなコツをちゃんと守れば、初心者でも失敗なく作れます。
1イーストが塩に直接ふれると発酵を妨げてしまいます。塩を粉と混ぜておいて中に、イーストを投入します。
2水分(ここではミルクティー)の温度は30度前後が最適です。温度が低すぎても高すぎても、イーストがうまく働きません。
3発酵に適した温度は、25度~30度。季節や気候によって、最適な場所は同じ家でも変わってきます。家の中のベストな場所を探してみましょう。
4ちぎりパンの場合、分割した生地の大きさが出来るだけ揃っているほうが仕上がりがキレイです。等分になるように、分割生地の重さを計りながら調整します。
ティタイムをもっと楽しむためのちぎりパンの美味しい食べ方
もちろん焼きたて、ほんのり温かい頃がいちばんオススメ。自分でパンをつくった人にしか味わえない、贅沢な瞬間です。お皿や木のボードなどに置き、ぽこぽこ並んだパンをちぎりながら取り分けます。ちぎったときに、生地の断面がふわーっと伸びます。これもまたパンづくりの喜びですね。プレーンでも十分に美味しいのですが、好みのジャムやサワークリームなどを添えても。紅茶と一緒に、素敵なティタイムが過ごせます。

