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ロングアイランドアイスティーは、アイスティーではない?!
バーやラウンジでみかける、あの長いグラスに入った『ロングアイランド・アイスティー』に、実は紅茶は一滴も入っていないことをご存知でしょうか?レモンジュースをたっぷり効かせたコーラの甘酸っぱい味に、レモンティーを飲むようについついグラスを重ねてしまうのですが、ラム、ウォッカ、ジンなどがベースでアルコール度数はかなり高い25度のカクテルなのです。
ご参考までに、ロングアイランドアイスティーのレシピをみてみましょう。
ジン 15ml
ウオッカ 15ml
ラム 15ml
テキーラ 15ml
ホワイトキュラソー 15ml
フレッシュレモンジュース 30ml
コーラ 40ml
お好みでシロップ 適量
飾りにレモンの輪切り
レシピをみると、紅茶は一滴も入っていないカクテルだとわかりますね。甘口のカクテルなので、飲みすぎに注意してくださいね。
紅茶の香りを楽しむカクテルの作り方
今回は紅茶がお好きな方が気軽にご家庭で楽しめる、紅茶を使ったオリジナルカクテルをいくつかご紹介します。とくに決まりはありませんので、以下のレシピは自分だけのオリジナルティーカクテル作りのヒントになさってください。紅茶はホットでもアイスでも濃い目にいれるのがおいしさのコツです。
リキュール入りジュース割りの紅茶カクテル
ジュースはさわやかなオレンジ、グレープフルーツ、パイナップルなどの市販の100%ジュース、あるいは、絞りたてのフレッシュジュースなら最高です。リキュールはカクテル作りで定番のもののほか、お菓作りでよく使うキルシュ、コアントロー、レモンチェッロもおいしいです。カットしたフルーツを添えたり、ミントの葉をたくさんグラスに入れてスプーンでやさしくたたいた上にカクテルをいれたり、リキュール漬けのドライフルーツを入れたり……ぜひ素敵なオリジナルカクテルに仕上げてみてください。
ジュース :アイスティー=1:1
ジン / ラム / ウオッカ / ブランデー 適量(大さじ1~)
お好みでシロップ 適量
氷 適量
ワイン割りの紅茶カクテル
ワインで割ったアイスティーも、アルコール度が薄まる分、女性にはやさしいカクテルかもしれません。ワインは赤でも白でもロゼでも、お好きなもので。スパークリングワインでもおいしくできます。ワインとアイスティーの割合はお好みで加減してください。ワインにのプルーンなどを忍ばせておいて、最後に食べるのもおいしいです。
ワイン:アイスティー=1:1
氷 適量
また、寒い季節はホットワインティーカクテルにしてお楽しみください。ホットの場合は、シナモン、カルダモン、クローブ、コリアンダーなどのスパイス入りもおすすめです。
焼酎割りの紅茶カクテル
焼酎で割るアイスティーも飲みやすく、和食の席ではお料理との相性もぴったりです。芋焼酎、そば焼酎、米焼酎、それぞれにおいしさがありますので、お好みでお選びになってください。
焼酎:アイスティー=1:1
お好みでシロップ 適量
レモンの輪切り、ライムの輪切りなど
また、こちらもホットもおいしくいただけますので、熱い紅茶で焼酎を割ってみてください。
【ポイント】
アルコールに強い方におすすめなのは、リキュール原液に紅茶パックあるいは紙パックにいれた紅茶を漬けて1週間~10日置いてつくる、紅茶リキュールです。アルコールを薄めることなく、紅茶の香りが楽しめるカクテルをつくることができます。ジュースやフルーツ、シロップなどで飲みやすくするとつい飲みすぎてしまいますので、くれぐれも飲みすぎにはご注意ください。また、20歳に満たない方、妊婦の方、授乳期の方、健康に不安のある方にはおすすめしません。どうぞおいしく淹れた紅茶そのものをお楽しみください。
紅茶のフィンガービスケットの作り方
卵黄と卵白を別々に泡立ててつくる、別立てのスポンジ生地。バターなどは入らず、卵と砂糖と粉だけの生地なので、小さなお子さんのおやつにもぴったり。このままでも十分に美味しいですが、ここではジャムをはさんで小さなお茶菓子に仕上げます。生地の軽い食感とジャムがとてもよく合って、いくらでも食べられそうです。
材料(約40本分)
卵 2個
グラニュー糖 50g
薄力粉 35g
コーンスターチ 15g
粉砂糖 適量
ジャム 適量
1薄力粉とコーンスターチをあわせてふるう。
2オーブンを180度に温める。
3卵を卵白と卵黄にわける。卵黄をボウルに入れて、グラニュー糖の半量を加える。泡だて器で、白っぽくとろりなるまですり混ぜる。
4卵白を別のボウルに入れて、ハンドミキサーで泡立てる。少し泡がたってきたら、残りのグラニュー糖を3回に分けて加えながら、角がぴんとたったメレンゲをつくる。
5メレンゲの1/3量を卵黄生地に加え、泡だて器で混ぜ合わせる。
6 1の薄力粉とコーンスターチをふるい入れ、ゴムべらで底から大きく混ぜ合わせる。
7残りのメレンゲを加えて、ムラなく手早く混ぜ合わせる。
8直径1cmの丸口金をつけた絞り袋に生地を入れる。
9天板にオーブンペーパーをしき、7cmの長さに絞り出す。
10粉砂糖を茶こしでふりかける。数分おいてから、もういちど粉砂糖をふりかける。
11 180度のオーブンで約12分焼く。
12 1枚のフィンガービスケットにジャムを少量塗って、もう1枚のフィンガービスケットでサンドする。
バニラ&紅茶のメレンゲの作り方
お菓子づくりで余りがちな卵白。有効活用できるお菓子のレシピ、気になりますよね。卵白をたくさん使うお菓子は、マカロンやダックワーズなどがありますが、すぐには作りにくいお菓子であるのも事実。そんなとき、卵白で簡単においしく作れるものとしてオススメなのが、メレンゲです。材料は、卵白と粉砂糖だけ。低温のオーブンでじっくり焼いたメレンゲは、しゅわっと口の中でとける食感。紅茶の香りがとてもよく合います。このままでも、クリームなどをはさんでも可愛いお菓子です。
材料(20~25個分)
卵白 100g
粉砂糖 150g
バニラオイル 数滴
紅茶の葉 小さじ1~2
作り方
1卵白をボウルに入れ、冷蔵庫でよく冷やしておく。
2紅茶の葉を細かく刻む。
3オーブンを120度に温める。
3 1をハンドミキサーで泡立てる。ゆるく泡が立ってきたら、粉砂糖を少しづつ加えながら泡立てる。きめの細かい、しっかりと角がたったメレンゲにする。
4バニラオイルと紅茶の葉を加え、泡だて器でぐるぐると混ぜる。
5 1cm丸口金をつけた絞り袋に入れ、オーブンペーパーをしいた天板の上に5cmの円形に絞り出す。
6 120度のオーブンで約2時間焼く。オーブンを止めてもすぐには出さず、そのまま1時間ほどオーブンに入れて、乾燥焼きにする。
ポイント
紅茶の葉はできるだけ細かく刻みます(ティバッグのお茶なら、そのまま使えます)。粉砂糖を加えるときは、ハンドミキサーのスイッチをオフにして手動で卵白となじませてから泡立てます(粉砂糖は軽いので、ハンドミキサーの勢いで粉がとんでしまうため)。湿気に弱いお菓子なので、乾燥剤を入れた容器や袋などに入れて保存します。

