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紅茶フィナンシエの作り方
マドレーヌと並んで、焼き菓子の定番であるフィナンシエ。コクのある風味とバターの香りが人気の理由です。材料はとてもシンプルなのですが、いちばんの特徴は焦がしバターで作ることです。これがフィナンシエ独特のコクだしの秘訣。ただし、焦がしすぎてしまってはせっかくのバターが台無しになってしまいますので、慎重に。目安の色は、あめ色です。透けて見えるべっこう飴のような色になったら、すかさず鍋を水につけて色止めします。
材料(フィナンシエ型10個分)
紅茶 5g
薄力粉 50g
アーモンドパウダー50g
ベーキングパウダー 小さじ1/4
グラニュー糖 80g
卵白 130g
バター 90g
作り方
1フィナンシエ型に溶かしバター(分量外)を刷毛でぬって、強力粉(分量外)をまぶして余計な粉をはたく。冷蔵庫で冷やしておく。
2紅茶の葉を刻む。
3薄力粉とアーモンドパウダーをあわせてふるう。
45ボウルに紅茶の葉、薄力粉、アーモンドパウダー、グラニュー糖を入れる。泡だて器で全体を混ぜ合わせる。
5卵白を加えて、ぐるぐると混ぜ合わせる。
6バターを1cm角くらいに細かく刻む。底の厚い鍋に入れ、中火にかける。バターが溶けて、少しづつ色がついてきて飴色のような茶色になったら、火からおろしてすぐに鍋底を水につける。
7 7の焦がしバターを茶漉しで漉しながら、6に加える。泡だて器で混ぜ合わせてなめらかにする。
8生地を2~3時間冷蔵庫で休ませる。
9オーブンを220度に温める。
10生地を型の8分まで入れる。220度のオーブンで10分焼き、温度を180度に下げて約5分焼く。
ポイント
甘みは控えめですが、生地を数時間休ませることによってしっとりした生地になります。とろとろしていた生地が冷えて固くなります。型に入れるときは面倒なようでも、絞り袋に入れて絞ったほうがスプーンですくって入れるより手早くキレイに出来ます。
紅茶アーモンドケーキの作り方
焦がしバターとアーモンドパウダーを入れた、ちょっとリッチなビスキュイ生地の焼き菓子です。ふんわりした食感ですが、焦がしバターとアーモンド、そして紅茶の香りが印象的です。表面にはスライスアーモンドを散らして、かりかりした食感も楽しいお菓子です。
材料(18センチ丸型)
紅茶 大さじ1
薄力粉 100g
アーモンドパウダー 50g
ベーキングパウダー 小さじ1/2
卵 3個
グラニュー糖 100g
バター 90g
スライスアーモンド 40g
作り方
1型にバターをぬっておく。
2紅茶の葉を刻む。
3薄力粉、ベーキングパウダー、アーモンドパウダーをあわせてふるう。
4バターを1cm角くらいに細かく刻む。底の厚い鍋に入れ、中火にかける。バターが溶けて、少しづつ色がついてきて飴色のような茶色になったら、火からおろしてすぐに鍋底を水につける。
5ボウルに卵を溶き、グラニュー糖を加える。ボウルを湯せんで温めて、人肌程度に温める。ハンドミキサーで生地が白っぽくもったりするまで泡立てる。生地をすくいあげると、生地の跡がくっきり残って消えないくらいの固さまになるまで泡立てる。
6薄力粉、紅茶、アーモンドパウダーを少しづつ加え、ゴムべらで底から大きく混ぜ合わせる。
7 4の焦がしバターを茶漉しで漉しながら、3回に分けて加える。底から大きく混ぜて、つやのあるなめらかな生地にする。
8型に流し入れ、上にスライスアーモンドを散らす。180度のオーブンで約40分焼く。
ポイント
焦がしバターをつくると焦げの部分が出るので、必ず漉してから生地に入れるようにします。
紅茶&バナナのバニラワッフルの作り方
材料をボウルにつぎつぎに入れて、ぐるぐるっと混ぜるだけ。思い立ったらすぐに作れるアメリカンワッフルは、おやつだけでなく朝食にもぴったり。焼いてるそばから、紅茶&バナナ&バニラの良い香りが漂ってきます。ほんのりした甘み、バターも控えめの配合なので、お好みでバター、メープルシロップ、はちみつ、ジャムなどをつけながらいきます。ゆったり気分の週末の朝、たっぷりのミルクティーと一緒にどうぞ。
材料(5~6枚分)
薄力粉 100g
ベーキングパウダー1
砂糖 大さじ1
卵 1個
バナナ 1本
紅茶 小さじ1
牛乳 100ml
バター 大さじ1
バニラエッセンス 少々
作り方
1紅茶の葉を細かく刻む。
1ボウルにバナナ、紅茶の葉を入れ、フォークでバナナをつぶしてペースト状にする。牛乳を加えて、なめらかに混ぜる。
2別のボウルに、薄力粉、ベーキングパウダー、砂糖をふるい入れる。
3 2に1、卵を加え、泡だて器でよく混ぜ合わせる。
4電子レンジで溶かしたバター、バニラエッセンスを加え、混ぜ合わせる。
5温めたワッフルメーカーにお玉1杯分づつ流して、両面をきつね色に焼く。
6バター、メープルシロップ、ジャム、粉砂糖、はちみつなどを添える。
ポイント
生地をつくってからは時間をおかず、すぐに焼き始めたほうがふっくらと焼きあがります。バナナの水分によって、生地の水分量が変わってきます。ちょうどいい目安は、お玉から生地をすくったときにポトポトっと落ちるくらいのやわらかさ。固いと思った場合は、牛乳を大さじ1~2加えてみてください。
紅茶&ドライフルーツのソーダブレッドの作り方
イーストではなく、ベーキングパウダーで膨らませるクイックブレッド。その名の通り、手早くクイックに作れるのが特徴です。オーブンから出して、熱々のところをスライスすると、イースト発酵のパンにも負けない豊かな香り。ドライフルーツは何でも楽しめますが、濃厚な美味しさがあるカランツ、いちじくがオススメです。
材料(長さ30センチのパン1台)
薄力粉 250g
ベーキングパウダー 大さじ1
砂糖 大さじ1
塩 少々
プレーンヨーグルト 100g
牛乳 150g
紅茶 小さじ2
ドライフルーツ(レーズン、カランツ、干しいちじく、ドライアプリコットなど)大さじ4
作り方
1 紅茶を細かく刻む。
2ドライフルーツは、大きいものはレーズンくらいの大きさに刻む。
3オーブンを190度に温める。
4ボウルに薄力粉とベーキングパウダーをあわせてふるう。
5粉の中にくぼみをつくり、プレーンヨーグルト、牛乳、紅茶の葉を加える。ゴムべらで、さっくりと大きく混ぜ合わせる。
6ドライフルーツを加え、全体を混ぜ合わせる。
7天板にオーブンシートをしいた上に、生地を流す。太めのバゲット形に形を整える。
8包丁で斜めにバゲットのような切れ目を入れる。
8 190度のオーブンで約30分焼く。
9スライスして、バターをぬっていただく。
ポイント
粉類と水分を混ぜ合わせるときに、イーストパンを作るときのようにこねてしまうと食感が悪くなります。さっくりと、大きく全体を混ぜ合わせていき、手早く水分と粉をなじまる感覚で。粉の一部を全粒粉などに変えたりしても、素朴な味わいが引き立ちます。
カラダをほっこりと温めてくれる濃厚な味わいのロイヤルミルクティー。そんなロイヤルミルクティーで作ったパンケーキは、紅茶の味わいだけでなくミルクの濃厚さがプラスされたとても贅沢な味わいです。こちらでは、人気のロイヤルミルクティーのレシピをご紹介しますので、是非ご家庭で挑戦してみてくださいね。
ロイヤルミルクティーのパンケーキの材料と作り方
材料(二人分)
・パンケーキミックス 150g
・卵 Mサイズ 1個
・牛乳 180ml
・紅茶の茶葉 大さじ2
作り方
1)耐熱容器に牛乳と紅茶の茶葉を入れて、電子レンジで600Wで約1分30秒温めます。お鍋を使用する場合は、弱火にかけて牛乳が紅茶の色になるまで混ぜながら温めます。
2)1)を冷ましておき、冷めたら紅茶の茶葉を茶こしで取り除き、ミルクティーの中に溶いた卵を加えて混ぜ合わせます。
3)2)にパンケーキミックスを加えてさっくりと粉っぽさがなくなるまで混ぜ合わせます。
4)フライパンを熱してバターまたはサラダ油をしいて、お好みの分量の生地を流し込みます。弱火でじっくりと2〜3分焼きます。
5)表面にぷつぷつと穴が開いてきたら裏返して、焼き色がついたら完成です。
ロイヤルミルクティーのパンケーキの作り方のポイント
ロイヤルミルクティーをつくる時は必ず、温めすぎないことに注意しましょう。お鍋を使用する場合は必ず弱火でつくるように心がけましょう。また、粉類を混ぜ合わせる時は、混ぜ過ぎに注意しましょう。できるだけ、さっくりと混ぜるようにすることで軽い口当たりのふわっとしたパンケーキに仕上げることができます。
ロイヤルミルクティーのパンケーキをもっと美味しくするアレンジ
今回ご紹介したパンケーキにシロップをかけて頂くだけのシンプルなスタイルでも美味しく頂けますが、さらに豪華により美味しく召し上がるためのアレンジ方法をご紹介したいと思います。一番おすすめなのは、ホイップクリームをのせて食べることです。ホイップクリームは既に出来ている市販のものでもよいですが、自分で立てたホイップクリームの美味しさは格別です。
そして、ホイップクリームの作り方はとても簡単です。基本のレシピは、生クリーム200CCに対して大さじ2のグラニュー糖を加えて混ぜるだけです。泡立器を使ってもできますし、ハンドミキサーを使えばあっという間に生クリームが立ちます。ポイントは、ボウルを氷や冷水などに当てて泡立てるということです。生クリームを冷やしながら泡立てることで、クリームが立ちやすくなります。ツノが立つ程度に泡立てれば完成です。また、砂糖の量を減らしていただいてもしっかりとしたホイップクリームをつくることができます。甘さ控えめに調節できるのでダイエット中の方でも安心です。
さらに、イチゴやキウイフルーツなど季節のフルーツを生クリームと一緒にのせていただいても美味しくいただけます。見た目をシンプルだけどもオシャレで可愛く仕上げたいのなら、ミントの葉を一枚のせるのがおすすめです。
ロイヤルミルクティーでオシャレなパンケーキに挑戦しよう
いかがでしたか?ロイヤルミルクティーのパンケーキは休日のゆったりと過ごしたい朝や、友達を呼んでティーパーティーをする時にだすと喜ばれるごちそうになる一皿です。色々なトッピングをしてアレンジをすればより華やかな印象も演出できます。一緒に飲むドリンクに紅茶を添えれば、紅茶の香りが心ゆくまで堪能できる優雅な時間を過ごせることでしょう。是非これを気にロイヤルミルクティーのパンケーキに挑戦されてみてはいかがでしょうか。
ロイヤルミルクティーとは
ミルクが50%以上のミルクティーのことをロイヤルミルクティーと呼ぶことが多くなっています。しかし、ストレートティーにたくさんの牛乳を合わせるだけでは、紅茶の味わいが軽くなり、温度も低くなります。そこで、小鍋を使って牛乳を温めたものに茶葉を浸して抽出させる方法が考えられました。
一般的には、牛乳と水を1:1で合わせたもので抽出させますが、より濃厚なものを試したい場合、牛乳の割合を多くします。喫茶店などでは、無糖練乳や生クリームを加えてコクを出すところもあります。また、紅茶の成分をより深く抽出させるために、先に水と茶葉を鍋に入れてしばらく煮出したあとで牛乳を加えるレシピもありますが、今回はよりスタンダードな作り方をご紹介します。
ロイヤルミルクティーにおすすめの茶葉
ロイヤルミルクティーは。牛乳をたくさん使うため抽出されにくくなっています。そのため、ミルクティーに合うアッサムの中でも細かい茶葉(ダストグレードと呼ばれるもの)や、CTC製法で生産されている丸い茶葉を使うとよいでしょう。また、ロイヤルミルクティー向けのフレーバーティーも様々なブランドオリジナルのものがあります。
ロイヤルミルクティーの名前の謎
ロイヤルミルクティーという呼び名は、イギリス王朝風のミルクティーを意味しますが、和製英語であり海外では通じません。牛乳で煮込んで抽出させるという意味でいうと、インドのチャイを代表とする「シチュード・ティー」がありますが、チャイはそもそも、あまり上質な茶葉が手に入らなかったインドで、スパイスや多量の砂糖を入れることで美味しくいただけるようにしたものなので、王朝風のミルクティーとはイメージがかけ離れています。
ロイヤルミルクティーの入れ方
ストレートティーやミルクティーとは違うポイントがいくつもありますので、しっかり確認してから作りましょう。
用意するもの(1人ぶんの場合)
お好みの茶葉 6g〜10g
熱湯 ほんの少し
低温殺菌牛乳 100cc程度
水 牛乳と同量
深さのある小皿
フタつきのミルクパン
ティーカップ
茶こし
①小皿に茶葉入れ、お湯を注いで葉を開かせる
ほんの少量のお湯で葉を開かせます。
この手間を省くと、牛乳に含まれるカゼインという成分が茶葉を覆ってしまい、成分が抽出されにくくなります。
②ミルクパンに牛乳と水を入れ、温める
1人ぶんだと、すぐに温まります。
たんぱく質の分離を防ぐために、沸騰させないように気をつけて見ていましょう。
③火を止め、茶葉を加えてフタをする
ふやかしておいた茶葉を加えます。
冷めないようにすぐフタをしてください。
④3分後、茶こしを使いカップに注ぐ
カップに注いだら、お好みでお砂糖を入れてください。
ロイヤルミルクティーは多めのお砂糖がよく合います。
ロイヤルミルクティーのおいしい入れ方のコツ
たいせつなポイントは、最初に茶葉をふやかしておくこと、茶葉を牛乳に加えてからは加熱しないことです。茶葉によりますが、ほとんどのものはぐつぐつと煮出すとえぐみが出ますし、牛乳の分離の原因にもなります。また、ストレートティーやミルクティーよりも茶葉の量を多めにしています。牛乳を多めに使うことで味がまろやかになるので、濃いめにいれたほうがおいしくいただけるためです。

