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キャラメル好きにはたまらない、とろける美味しさのキャラメルミルクティー
飲んだことありますか?キャラメルの甘い香りの紅茶にミルクを注いでつくる、キャラメルミルクティー。疲れたときなどに飲むと、心がときほぐされるように美味しく感じます。フレーバーティが主流のフランスには、キャラメルミルクティーのティバッグが普通に売られていたりするそう。でも実はこのキャラメルミルクティー、自分でつくった方がはるかに美味しいのです。
ミルクパンでつくる自家製キャラメルミルクティーの作り方
1杯あたりの分量の目安は、砂糖大さじ1~2、紅茶葉小さじ2、牛乳200ml。ミルクパンに砂糖、砂糖と同量の水を入れて砂糖を焦がしていきます。あとから牛乳で薄まるので、しっかり濃い目に焦がします。そこへ牛乳を投入。キャラメルがジュッとはねるので気をつけて。紅茶の葉を入れ、あとは沸騰直前まで温めたら、フタをして2~3分蒸らします。茶葉を漉しながら、ティカップに注ぎましょう。うっとりするようなキャラメルミルクティーの出来上がりです。
キャラメルミルクティーのパンの作り方
キャラメル味のスイーツ、大好きな方は多いと思います。ご紹介するのは、キャラメル風味のミルクティーパン。キャラメルミルクティーをパンにしたイメージです。キャラメルのお菓子というと、お砂糖を焦がして作るキャラメルソースやキャラメルクリームを使ってつくるのが一般的です。でも市販の粒キャラメルを使えばとっても簡単。ただ甘いだけではない、大人好みのスイーツパンです。
材料(パウンド型1台)
強力粉 200g
砂糖 30g
塩 3g
バター25g
インスタントドライイースト 3g
牛乳 170ml
紅茶ティバッグ 2袋
市販の粒キャラメル(溶かす用) 60g
市販の粒キャラメル(粗みじん)30g
作り方
1小鍋に牛乳とティバッグを入れ、弱火にかける。沸騰直前まで温まったら、火からおろして5分ほどおく。ティバッグをぎゅっと絞って濃いミルクティーをつくる。熱いうちに、溶かす用の粒キャラメルを加えよく溶かす。30度くらいに冷ます。
2バターは室温にもどして、やわらかくしておく。
3粒キャラメルを粗みじん切りにする。
4ボウルに強力粉、砂糖、塩を入れて泡だて器で均一に混ぜ合わせる。インスタントドライイーストを加えて、混ぜ合わせる。
5 4に1を加え、手で混ぜてひとまとめにする。
5台に取り出し、手のひらでこすりつけるようにしながら生地を伸ばす。生地をまとめ、向きを変えてまた生地を伸ばす。繰り返しているうちに、べたべたしていた生地が手につかなくなる。
6伸ばした生地の上にバターをのせ折りたたむようにして包みこみ、生地をよくこねる。なめらかになり、ツヤが出てくる。
7生地を広げ、3のキャラメルを全体に散らし、均一に混ざるようによくこねる。
8生地を丸めてボウルに入れ、ラップをかける。温かい場所で2~2.5倍くらいの大きさに膨らむまで発酵させる。
9生地を台に取り出す。麺棒で、型の長さに合わせて生地を円形に伸ばす。手前からゆるめに巻き、巻き終わりを下にして型に入れる。
10固く絞ったぬれ布巾をかけ、温かい場所で二次発酵させる。
11 オーブンを180度に温める。
12 180度のオーブンで約25分焼く。
ポイント
キャラメルを紅茶液に入れるときは、よくかき混ぜて溶かしましょう。きれいに溶けない場合は、少し電子レンジで温めて溶かします。
紅茶のハニーローフの作り方
ヨーロッパのホテルの朝食などで見かける、スパイス、ハチミツ、ドライフルーツがたっぷり入ったローフ。生地の材料は、粉と牛乳と粉だけ。バターなどの油脂は入っていません。ハチミツをたっぷり加えた、素朴でどこか懐かしいような味わいの甘いパン。薄くスライスして、バターをぬったりチーズをのせていただきます。
材料(20cmパウンドケーキ)
薄力粉 250g
ベーキングパウダー 小さじ1
砂糖 大さじ2
紅茶 小さじ2
シナモンパウダー 小さじ1
ジンジャーパウダー小さじ1
卵1個
牛乳 100ml
はちみつ 130g
カランツ、レーズン、干いちじく、プルーン、オレンジピールなどのドライフルーツ あわせて80g~100g
1干いちじく、プルーン、オレンジピールなどは、小さく切る。
2紅茶を細かく刻む。
3型に紙をしく。
4オーブンは160度に温める。
5ボウルに薄力粉、ベーキングパウダー、砂糖、紅茶、スパイス類を混ぜ合わせる。
6 5の粉類の真ん中にくぼみをつくり、卵を加える。泡だて器で卵をくずしながら、牛乳を少しづつ加える。粉と少しづつ、混ぜ合わせる。
7ハチミツを加え、混ぜ合わせる。
8ドライフルーツを加え、ゴムべらで混ぜ合わせる。
9型に流す。160度のオーブンで約50分焼く。
ポイント
入れるスパイス類は、シナモンとジンジャー以外にも、ナツメグやカルダモンなどもよく合います。じっくり低温でしっかり焼いたほうが美味しいので、竹串をさしてみて生地がついてこないかをチェックします。ドライフルーツはお好みのものを1種類だけでも。香ばしく焼いたナッツ類を入れるのもオススメです。
ハチミツ風味のタピオカミルクティーゼリーの作り方
はちみつのやさしい甘みが嬉しい、ミルクティーのゼリーです。タピオカを加えるだけで、アジアの屋台デザート風のデザートに。ガラスの器に入れると、ミルクティー色とタピオカの透明感が透けて見えてキレイです。食後のデザートにどうぞ。
材料(4人分)
タピオカ 40g
ゼラチン 12g
水 大さじ4
紅茶 大さじ1
熱湯 400ml
ハチミツ 大さじ6
牛乳 200ml
生クリーム 100ml
砂糖 小さじ1
作り方
1ゼラチンを水にふり入れ、ふやかしておく。
2熱湯に紅茶を入れ、濃いめに淹れる。
3ハチミツを加えて、混ぜて溶かす。
4ふやかしておいたゼラチンを加え、混ぜて溶かす。
5牛乳を加えて、混ぜあわせる。
6ガラスの器などに流し入れて、冷蔵庫で冷やし固める。
7ボウルに生クリームと砂糖を入れ、ゆるく泡立てる。ミルクティーの上に流す。
8タピオカを2時間ほど、水につけておく。
9湯を沸かし、タピオカの芯まで透明になってやわらかくなるまで茹でる(茹で時間は、タピオカの大きさによって変わる)。
10タピオカを冷水にとって冷ましてから、ざるに上げて水を切っておく。
11ミルクティーゼリーの上にタピオカをのせ、スプーンでゼリーとタピオカを混ぜながらいただく。
ポイント
タピオカを加えず、シンプルにミルクティーゼリーだけを作っていただいても。その場合は、ゆるく泡立てた生クリームを上に流すのがオススメです。プリン型で固めたものをお皿に出して、お好みのソースなどでデコレーションしてカフェデザート風に仕上げても美味しくいただけます。シンプルなゼリーなので、工夫次第でいろいろなシーンを演出できるデザートです。
一杯の香り高い紅茶とビスケットがあれば
寝ぼけ眼で目覚めた朝の一杯の紅茶、出かける前に息を整えるための一杯の紅茶、昼下がりにリフレッシュするための一杯の紅茶、デイナーのあとに語らうときの一杯の紅茶……紅茶を飲むことは、私たちの一日の中で大切な儀式となっているのではないでしょうか?特別な茶葉でなくても、安価なティーバックの紅茶でも、その一杯で救われることは大いにあります。そして、紅茶の傍らには一枚のビスケットがあれば、もう何も言うことはありませんね。イギリスでは、ビスケットといえば、小さな焼き菓子の総称を指すらしいのですが、紅茶に合うビスケットで思い出すのは「マリービスケット」。小甘くて、飾り気のない素朴なビスケットは、イギリスはもとより日本でも昔から愛されています。今回は慣れ親しんだマリービスケットを使った、簡単でオーブンいらずの、ノーベイクケーキをご紹介します。
紅茶風味のマリービスケットケーキの作り方
マリービスケットと身近な材料で気軽に作ることができるケーキで、作るというより作業する、と言った方が合うかもしれません。ビスケットの間には、紅茶クリームの他に、ラズベリージャムとチョコレートクリームをはさんでアクセントにしています。紅茶クリームがマリービスケットになじんでしっとりとした仕上がりになるように、前日に作って冷蔵庫で冷やしておくといいですね。バットに敷き詰めて、大きいスプーンですくってお召し上がりください。
【材料】縦25cm×横20cmのバット使用
マリービスケット 20~22枚
牛乳 100cc
ラズベリージャム 適量
チョコレートクリーム(ヌテラなど) 適量
(紅茶クリーム)
生クリーム 200cc
砂糖 大さじ1
製菓用粉末紅茶 小さじ1(粉末アールグレイがおすすめ)
【作り方】
1.ボウルに生クリーム、砂糖、粉末紅茶を入れて泡立て、紅茶ホイップクリームを作る。
2.別のボウルに牛乳を入れ、マリービスケットを1枚ずつさっと浸し、ラズベリージャムを塗り、ラズベリージャムを塗った面を上にしてバットに敷き詰める。すき間にも、マリービスケットを適宜割って敷き詰める。
3.上に1のホイップクリームの1/2量を塗り広げる。
4.次に、またマリービスケットを1枚ずつ牛乳にさっと浸し、今度はヌテラなどのチョコレートクリームを塗り、チョコレートクリームを塗った面を下にして2の上に敷き詰める。すき間にも、マリービスケットを適宜割って敷き詰める。
5.上に1のホイップクリームの残り1/2量を塗り広げる。ラップをして、冷蔵庫で3時間以上、できたら一晩冷やす。スプーンですくって、皿に盛る。
【ポイント】
マリービスケットは牛乳に漬けたままにすると崩れてしまい、作業がしづらくなります。あとからしっとりしてきますので、さっと浸すだけで十分です。お好みのジャムだけ、あるいは、ジャムやチョコレートクリームがなくてもおいしくできますので、気軽にお作りになってください。また、牛乳に浸したマリービスケット3~4枚にジャムやチョコレートクリームだけはさんで重ね、上からチョコレートソースをかけてコーティングするのもおすすめです。ビターチョコレート100gを割り入れた生クリーム100ccをゆっくり煮溶かしたソースを上からざっとかけて乾かします。あれば、アラザンやナッツなどを飾るのも可愛いです。

