紅茶は飲むだけでなく、実は料理にも使えてしまう万能な食材でもあります。今回は、どんな方でも手に入れやすい紅茶のティーパックを使った「紅茶の煮豚(豚のチャーシュー)」のレシピと作り方をご紹介します。
目次
紅茶の煮豚の作り方
材料
・豚肩ロースブロック(かたまり肉) 500g
・紅茶のティーパック 3個
・水 適量
タレ
・しょうが 1片
・にんにく 1片
・白ねぎ 1/2本
・しょうゆ 1/3カップ
・日本酒 1/3カップ
・砂糖 大さじ1
・タコ糸
作り方
1.豚肩ロースのブロックをタコ糸でしばってお鍋に入れます。
2.お鍋の中にお肉が少し隠れるくらいまでお水を入れます。
3.2.の中にティーパックを入れて約30分煮ます。
4.タレの材料を全てボウルに入れて混ぜ合わせます。
5.煮た豚ブロックを4.のタレの中に漬けて、冷蔵庫で一晩寝かせます。
6.薄切りにしてもりつければ出来上がりです。
煮豚に紅茶を使う理由
煮豚をつくるときにあえて紅茶を入れるのには理由があります。それは下記の三つの効果があるからです。
煮豚に紅茶を入れるといい三つの効果
1.さっぱりヘルシーに仕上がる
2.お肉臭みをとってくれる
3.ほんのりと色づいて上品な味わいになる
では、それぞれ具体的に説明していきますね。
紅茶の効果 さっぱりヘルシーに仕上がる
紅茶にはタンニンという成分が含まれています。タンニンは、紅茶やお茶に含まれる渋みの成分です。また、紅茶の茶色い色素の成分でもあります。主に、殺菌・抗菌作用や活性酸素を抑えるはたらきを持っています。このタンニンをお肉と一緒に煮ることで、タンニンがお肉の表面を固めてどろっとした感じをなくしてくれて、さっぱりとした味わいに変えてくれます。
紅茶の効果 お肉の臭みをとってくれる
タンニンには、臭みの原因となる血液の臭いを消臭してくれる働きもあります。お肉や魚のように血液が含まれる食材を調理するとき紅茶の茶葉を使うことで、臭い消しになります。下ごしらえとして活用するのも一つの方法です。
紅茶の効果 ほんのりと色づいて上品な味わいになる
お肉と紅茶を一緒に煮ると、紅茶の色素がお肉にほんのり色づきます。また、紅茶の香りも少し移ります。食べるときにほんのりと香る紅茶の香りが普段よく食べる煮豚よりも少し上品な味わいになり、優雅な気分で食事を楽しむことができます。持ち寄りパーティーや特別な日に出すオードブルなどの一品として役立ちますよ。
これからの煮豚作りは紅茶をつかって美味しくおしゃれに
いかがでしたか?紅茶を料理に使うのはとても斬新な感じがしますが、実際に料理に使ってみると簡単にできる上、とてもさっぱりヘルシーに仕上がります。また、ほんのり香る紅茶がおしゃれな気分にもさせてくれます。
紅茶には殺菌、抗菌作用もあるので、作った煮豚は大体冷蔵庫で一週間ほど日持ちするので、常備おかずとしても役立ちそうです。ラーメン用のチャーシューとして、またお弁当のおかずとしてつくり置きしておくのもおすすめです。
豚肩ロースのブロックは、スライスされているものよりも安価なのもうれしいですよね。ぜひ今度スーパーへ行った時に、豚肩ロースを見かけたら紅茶のパックを入れた煮豚をつくってみてはいかがでしょうか。

