紅茶には様々な種類があります。ここでは、インドの紅茶、スリランカの紅茶、中国の紅茶、インドネシアの紅茶を紹介します。
インドの紅茶の種類
インドは世界一の紅茶生産国です。生産地は北インドと南インドに分かれており、それぞれ気候に差があります。その差を生かして、異なる様々な種類の茶葉を育てることができています。
ダージリンファーストフラッシュ
黄色の色が強めの淡いオレンジ色です。透明感のあるすっきりとした渋みと瑞々しい香りが特徴的です。
おすすめの飲み方:ストレート、アイスティー
ダージリンセカンドフラッシュ
明るく透明感があり、琥珀色の少し濃いめのオレンジ色です。華やかで気品のある香りと爽やかさがある味です。
おすすめの飲み方:ストレート、アイスティー
アッサム
収穫時期によって色が異なります。春は明るいオレンジ色、夏は透明感のある赤褐色、秋は濃い紅色です。軽い味で甘い香りがします。
おすすめの飲み方:ストレート、ミルクティー
ニルギリ
赤みがかった明るいオレンジ色です。マイルドで飲みやすい味です。適度な渋みも楽しめます。
おすすめの飲み方:ストレート、アイスティー、ミルクティーと万能に使えます。
※たくさん紅茶の種類があって、どれがおすすめなのか分からない方は、初心者に人気の紅茶の茶葉の種類とノンカフェインの紅茶10選【妊娠中にも安心!】をご参考にしてくださいね!
スリランカの紅茶の種類
インドの南東にある島国です。山岳地帯で茶葉を育てています。標高の高さに差があるのが特徴で、特に標高が高くなるにつれ、心地よい刺激的な渋みとすっきりさが強くなります。
スリランカの紅茶は、「セイロンティー」と呼ばれます。
ウバ
赤みのある明るいオレンジ色です。心地よい渋みとコクがあります。キリッとした味わいも特徴的です。
おすすめの飲み方:ストレート、ミルクティー
ディンブラ
明るくオレンジがかった紅色の紅茶です。茶葉を収穫した季節によって味と香りが異なります。クオリティーシーズンと呼ばれる1~2月に収穫した茶葉は、バラのような香りのする紅茶になります。そして、適度な渋みもあります。
それ以外の季節に収穫した茶葉は、オーソドックスな紅茶の味です。
おすすめの飲み方:ストレート、アイスティー、ミルクティー
ヌワラエリヤ
透明感のある淡い黄色がかったオレンジ色です。緑茶に似たような渋みと花のような甘い香りが特徴です。
おすすめの飲み方:ストレート、アイスティー
※セイロンティーについて詳しく知りたい方は、スリランカ生まれのセイロンティーやキーマン紅茶の味と種類・特徴も必読です!
中国の紅茶の種類
広い国土を生かして、緑茶やウーロン茶など様々な茶葉を作っています。
キームン
一般的に、褐色がかった濃いオレンジ色をしています。高級なキームンの茶葉は、透明感のある黄色がかった褐色をしています。最上級品は「キームン香」と呼ばれる蘭やバラのような香りがします。
一般的に出回るキームンの茶葉は、スモーキーでまろやかな甘みとコク、渋みがあります。
おすすめの飲み方:ストレート、アイスティー、ミルクティー
ラプサンスーチョン
やや褐色がかった鮮やかなオレンジ色が特徴的です。味は、渋みが少なく、まろやかでコクがあります。一般的なものはスモーキーな香りがします。高級品は、中国の果実である龍眼(りゅうがん)の香りがします。龍眼は、ライチのような果物です。
おすすめの飲み方:ストレート、アイスティー、ミルクティー
インドネシアの紅茶
火山の噴火によってできた土壌は、紅茶の茶葉の栽培に最適です。赤道直下の国です。
ジャワ
日本でよく知られているジャワティーはインドネシアの紅茶です。明るく澄んだオレンジ色をしています。渋みが少なく、マイルドな味わいです。クオリティーシーズンである6~9月に収穫されたものは、柑橘類のような甘く爽やかな香りがします。
おすすめの飲み方:ストレート、アイスティー、ミルクティー
紅茶の種類一覧について
インドの紅茶、スリランカの紅茶、中国の紅茶、インドネシアの紅茶の4つの地域の紅茶の種類を学びました。このように紅茶にはたくさんの種類があります。
また、日本国内の国産紅茶ももちろんあります。国産の紅茶は、紅ふうきなどが有名です。国産の紅茶についてもっと知りたい方は、通販で人気の国産の薬膳ブレンドティー5選とスリランカの有機栽培の茶葉8選をご覧ください。
国産の紅茶は口当たりがなめらかで、香りも気品のある茶葉が多いです。