このブランドは、若く、センスに溢れています。ニューヨーク近代美術館出身のデザイナーであるピーター・ヒューイットが2003年に創設しました。何世紀も続く伝統ある紅茶文化を、まったく新しいものとして作り直すというビジョンで始まりました。現代の生活に溶け込みつつも刺激を与えるため、味覚・嗅覚はもちろん、触覚や視覚の面でも製品を開発しています。創設直後から多くのデザイン賞・グルメに関する賞を受賞しており、注目のブランドです。
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ティーフォルテの紅茶の特徴
紅茶の種類はあまり多くありません。公式オンラインショップで購入可能な茶葉は、2016年時点でダージリンやイングリッシュブレックファストなど定番のものが一種類ずつと、フレーバーティーが数種類程度です。しかし、有名ホテルで採用されるほどのブランドですので、それぞれの製品の品質にはこだわりがあります。オーガニックを意識している方のために農法を指定している茶葉もあり、好みに合わせて選ぶことができます。
紅茶以外にも様々なハーブティーや煎茶、烏龍茶、注目が高まってきている白茶などがありますので、こちらも一緒に購入してお試しになってはいかがでしょうか。たくさんの種類が入ったセットもあるので、最初はそちらの購入がおすすめです。
ティーフォルテの革新的なティーバッグデザイン
ティーバッグとリーフティーのどちらも販売していますが、特にティーバッグの見た目に惹かれて購入する方が多いのではないでしょうか。ティーフォルテが発表したティーバッグのデザインは、まさに革新的なものでした。21世紀まではスクエア型、あるいはラウンド型の製品が多くなっていましたが、22世紀になると立体型のテトラタイプと呼ばれるティーバッグが一般的になりました。ティーフォルテは縦に長い四角錐の立体タイプのティーバッグを作り、糸と紙で作られることが常だったつまみを自立する素材にし、葉をイメージしたモチーフをつけることで、ポットやカップから紅茶の木が生えているようなデザインにしたのです。「目でも愉しめるお茶の美術品」というテーマを掲げたこのデザインは、様々な賞を受賞し、世界中のラグジュアリーホテルで使用されるなど、高い評価を得ています。
さらに、このデザインは機能的にも優れています。従来のテトラタイプよりも縦に大きく、お湯に浸しても形がくずれにくい素材のために、バッグの中で茶葉がよくジャンピングして香りを引き出すのに役立ちます。さらに、つまみ部分が自立するのでお湯に浸かってしまうことがなく、扱いやすくなっています。
ティーフォルテは特別な日のギフトにも
価格はやや高めになっていますので、普段使いよりも特別な日のギフトなどにぴったりです。自分ではなかなか購入することのできない良い物は、他の方から頂くと大変ありがたいと思います。このような素敵な贈り物を頂いた方は、紅茶を蒸らしているあいだぴょこんと出たリーフのモチーフを眺めながら、送って頂いた方の顔を思い浮かべるのではないでしょうか。
ティーフォルテの専用にデザインされた茶器にも注目
ティーフォルテのティーバッグの美しいデザインを活かすために、特別にデザインされた茶器があります。バリエーションは透明のポットや陶磁のポット・カップなどで、蓋に特徴があります。ティーバッグのつまみを出すための穴が空いているので、紅茶の蒸らし中はまるで茶器から若芽が生えているように見えるユニークなデザインになっています。茶器のシルエットも美しく、さすがデザイナーの設立した紅茶ブランドだと言えるでしょう。