紅茶の入れ方

インドの紅茶の生産量や生産地ランキング

世界の紅茶市場の50%以上をインドで生産しています。その栽培量は茶栽培面積約45万ヘクタール、生産量は82万3千トンであるといわれますから世界最大の茶生産国といえるでしょう。自国消費量が多いインドでは輸出量は世界2位となっています。

目次

インド紅茶の生産地ランキング

1位:東北インド
栽培面積一番広いアッサム州では約20万ヘクタール、年間の生産量35万トンです。

カシャール地方では栽培面積3万5千ヘクタール、年間の生産量は4万トンです。

州:アッサム州

地域名:ブラマプトラ渓谷/スルマ渓谷

茶産地名:ジョルハット、ラクヒンプール、シブサガール、ダラン、ゴールバラ、カムラップ

カシャール、トリプラ、ユナイテッド・カミール、ノースカシャール・ヒルズ

ウエスト・ベンガル州のドアーズ、テライでは栽培面積8万ヘクタール、年間生産量は15万トンです。

州:ウエスト・ベンガル州/ビバール州/オリッサ州

地域名 :ダージリン/シリグリ/ジャルパイグリ

茶産地名:ダージリン/テライ/ドアーズ/ランチ/オリッサ

2位:北西インド
カングラ渓谷、ウッター・プラデッシュのデラダン渓谷で紅茶や緑茶を少量生産しています。
州  :ヒマチャル・プラデッシュ州/パンジャブ州/ウッター・プラデッシュ州/ウッタランチャル州

地域名:マンディー渓谷/カングラ渓谷/デラダン渓谷/クマオン

茶産地名:マンディー/カングラ/デラダン、ガーウォル/クマオン
3位:南インド
有名なニルギリやアナマレイなどで年間生産量は約18万トンです。

州  :カルナタカ州/タミール・ナドゥー州/ケララ州

地域名:マイソール/マドラス/トラバンコール

茶産地名:チクマガール/コインバトーレ(アナマレイ)、カニヤマリ、マドゥラ、ニルギリ、チルネルアンバサマドラム)/カンナノーレ(ウィナード)、エルナクラム、 イディッキカナン・デバン)、コッタヤム(ピアーメイド) コージーコード(サウス・ウィナード)、パルガート、 キロン(パタナプラム)、トリチュール、トリバンドラム

インド紅茶の歴史

1832年 ブルース少佐がアッサムの原種を発見しました。当時のインド総監督ベンチンク卿が茶業委員会を作りました。アッパーアッサムを適地として中国雑種の栽培をすすめたことに紅茶の栽培が始まったとされています。

1839年ロンドンに贈られたインド紅茶は大好評をえました。ここから本格的なインド紅茶が始まります。

1840年イギリス東インド社の援助を受けてアッサム株式を設立しました。本格的な茶園開発が始まりました。

1855年アッサム地域からスルマ渓谷のカシャール、シルヘットにまで栽培が広がりました。やがてダージリンにも植付けが始っていきました。

のちにはドアーズやテライにも広がって今日の北東インド茶産地帯が出来あがりました。

南インド紅茶の歴史

1834年インド総督ベンチンク卿がニルギリに中国種の苗を送りカイティーに植えたのが始まりです。

1839年ニルギリでの栽培に成功してウィナードのも栽培を広めます。

1893年南インド茶栽培者協会が設立さました。企業化がすすめられて発展していきます。

1926年ニルギリ地区に茶業研究所が開設されました。

1948年コーチンが積み出し港となりコーチン・オークションが開かれるようになりました。南インドの茶産業は急激に発展していきます。

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