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フレーバーティーとは
フレーバーティーとは、果物や花の香りを茶葉につけた紅茶のことです。甘い香りや後味の良さでリラックスすることができます。主に海外で飲まれているものでしたが、最近では日本でも多くの種類のフレーバーティーを楽しむことができるようになりました。砂糖要らずで甘みを感じる、紅茶の渋みが少ない、香りがはっきりしている。以上の要素から、フレーバーティーは紅茶の中でも人気のあるジャンルとなっています。また、果物のフレーバーティーをフルーツティーともいいます。
フレーバーティーのフルーツティー・フランボワーズ
古代ローマ時代から飲まれている、古い歴史を持つ紅茶です。「フランボワーズ」とは「木いちご」という意味です。木いちご独特の甘酸っぱい香りと、柔らかな酸味が特徴です。疲れた体も心も清々しくリフレッシュできるような爽やかさを持っています。
中国茶やセイロン茶をブレンドして作られるフレーバーティーです。スイーツなどにも合いやすく、女性に好まれやすい味わいです。鉄分やビタミンCも含まれているので、美容にもおすすめ。ストレートで飲むのが良いでしょう。
フレーバーティーのフルーツティー・アップル
リンゴそのものの歴史は、アダムとイブの話から始まります。数多くの神話や逸話にも登場します。現在は世界中の様々な場所でリンゴが栽培されています。ちなみに、日本の青森県は国内生産量第一位ですが、世界的に見ると第17位にランクインしています。世界生産量第一位は中国です。
一般的に、アップルティーには2種類あると言われています。1つは、甘くて酸味のある赤リンゴ系と、香りが甘い青リンゴ系です。どちらも飲みやすいフレーバーティーであるため、ファンが多いのも特徴です。
アップルティーはストレートで飲むのが基本です。ミルクティーとして飲むときは、リンゴを使ったお菓子と一緒に飲むと更に美味しく感じられるでしょう。
リンゴには食物繊維、ビタミン、カリウム、ミネラルなどの栄養素が含まれています。抗酸化作用があるので、肌を若々しく保つ効果が期待できます。体を温める効果もあります。
フレーバーティーのフルーツティー・アプリコット
アプリコットは桃に近い果物で、4000年前に中国の山中で生えていたのを発見したのが最初だと言われています。中国から古代ペルシア帝国を通って、地中海の国に伝わり、その後スペインの探検家達がアメリカ大陸にアプリコットを伝えました。結果、北米では1792年にサンフランシスコの南で大規模なアプリコットの生産が行われたのです。
アプリコットティーは濃厚で甘酸っぱい香りが大きな特徴で、フレーバーティー初心者におすすめです。飲み方はストレートが最も良いとされています。
フレーバーティーのフルーツティー・ピーチ
桃は中国が発祥の地です。紀元前2000年頃に既に栽培が始まっていました。桃はギリシアとペルシアにもたらされ、瑞々しい桃はそれらの国でも大人気の果物となりました。その人気ぶりは、ローマ帝国全域でも桃の栽培が開始された程です。その後、桃はイタリアから大西洋を超えてアメリカに伝わり、植民者が東海岸全域で桃を植えたのです。アメリカでもたくさんの桃が実りました。
桃の香りはフレーバーティーにしても、とろけるような甘い香りが漂います。その甘い香りには、イライラした気分を落ち着かせる効果もあります。多めに入れることで桃の香りを楽しむのが一番良いと言われています。ストレート以外に、ミルクティーにもよく合うフレーバーです。
フレーバーティーのフルーツティー・レモン
今となってはありふれた果物ですが、レモンにも長い歴史があります。中国、マレーシア、イランなどの異なる地域の多くの国々がレモン発祥の地であると主張していますが、レモンの起源ははっきりと分かっていません。二世紀にレモンはリビアで栽培されて、ローマに輸出されました。レモンの人気は中世の時代に高まり、レモンは当時の味気ない食事に風味を与えたのです。
レモンティーはアールグレイの次に歴史が古いものです。渋みがなくて飲みやすく、アイスティーで飲むのもおすすめできます。日本のペットボトルで売られる紅茶でもよく見かけるフレーバーです。