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1位:花のフレーバーティーのローズ
ローズティーに使われる花はバラ科の原種、またはそれに近い品種に分類されるものです。ハマナスやダマスクローズなどの生花かドライローズをお茶として使います。
自分でバラを育てている場合は、新鮮な香りや美しい見た目のフレッシュなローズティーを楽しむことができます。ただし、季節が限られます。
一年中ローズティーを楽しむには、ドライローズに頼らざるを得ません。ドライローズは水分が抜けて成分が凝縮されているので、生花と比べて約3倍の薬効があるとされています。
生花には生花の、ドライローズにはドライローズの良いところがあるのです。香り豊かなレッドやピンクが使われることが多く、花びらを使ったり、つぼみを使ったりと様々な使われ方をします。
バラの香り成分であるゲラ二オールやネロールには、女性ホルモンのバランスを整えてくれる作用があります。また、生理痛や生理不順、更年期障害などを和らげる効果もあります。
2位:花のフレーバーティーのハイビスカス
エジプトの神ヒビスに由来する花で、クレオパトラが美貌と若さを保つために飲んでいたと言われています。ビタミンやクエン酸が多く含まれており、ほどよい酸味とルビーレッドの水色が特徴です。ハイビスカスティーには美容効果、疲労回復効果、むくみ・二日酔い解消などの効果があります。
美容効果はビタミンCによるもので、肌の調子を整える他、メラニンを抑制して肌を白くする効果もあります。疲労回復効果はクエン酸を摂取することで効果が表れます。むくみ・二日酔い解消に役立っているのはカリウムという成分のお陰です。カリウムには利尿作用があり、老廃物などを尿と一緒に排出させる働きがあります。
疲れて酸っぱいものを食べたいと思ったとき、疲労回復効果のあるビタミンCとクエン酸を含むハイビスカスティーを飲むと良いでしょう。
3位:花のフレーバーティーのミント
ミントティーに用いられるハーブは、ペパーミントやスペアミントといった種類のミントです。
色々な料理や香料、アロマなどに使われ、メントール独特のすーっとする清涼感が特徴です。ミントティーもやはり清涼感が特徴で、リフレッシュ効果に優れます。健胃、発汗、解熱の漢方としても使われ、健康にも良いです。フラボノイドやタンニンを含み、老廃物を排出するデトックス効果もあります。
味の濃いものや油っこいものを食べた後など、食後のハーブティーとして飲むと最適な清涼感を味わえます。ホットよりもアイスにすると爽快感が増します。
自律神経を整え、ストレスを緩和させる上に腸内を健やかに保ってくれる効果もあります。ミントティーを朝に飲むと、腸の働きが活発になって便通が良くなります。便秘で悩んでる場合にはおすすめできる飲み方ですが、腸を活性化させるので下痢症の場合は控えた方が良いです。
4位:花のフレーバーティーの桜
桜の葉と茶葉をブレンドして作った、季節限定和風のフレーバーです。ほんのり香る桜の香りが、日本の春を感じさせます。味はさらりとしており、ホットでもアイスでも美味しいです。和菓子にもよく合います。
桜の花は葉っぱを塩漬けにすることで、香りが生まれます。その塩漬けにした花を桜茶として楽しむのです。桜茶だけでなく、ジャムや漬け物などにしても美味しく頂けます。紅茶に入れると、甘い香りが加わった一味違う風味を楽しめます。
桜はバラ科なので、抗菌作用などローズエッセンシャルオイルと近い効能を持っています。桜葉エキスはメラニンの生成を抑えて美白や保湿、抗炎症といった肌荒れを防ぐ効果も期待できます。リラックス効果もあります。
5位:花のフレーバーティーのジャスミン
ジャスミンとはモクセイ科ソケイ属のハーブです。高貴で、人を惑わせるような甘い香りは、クレオパトラが媚薬として愛用した歴史があります。
茶葉にマツリカ(茉莉花、アラビアジャスミン)の花の香りをつけたもので、最も有名なハーブティーだと言えるでしょう。用いられる茶葉は緑茶が一般的です。花の香りがとても強いですが、茶葉の香り・味は妨げられず、逆に引き立てられています。元々は品質が悪くなってしまった「葉」を無駄にしないで美味しく飲むために考え出された飲み方で、今では中国の北京や華北などでよく飲まれています。
ジャスミン茶は中国で花茶(ファチャ)と呼ばれ、濃厚な花の香りと、爽やかな喉越しで気分が爽快になることから、人々の間では不老長寿の妙薬としても呼び声が高かったのです。
ジャスミンにはリラックス効果、眠気覚まし効果、ホルモンバランスを整える、口臭の予防効果、ダイエット効果など多くの効果があります。