紅茶の茶葉の種類

紅茶の代表的な茶葉の種類【初心者でこれだけは知っておきたい!】

普段、私たちが飲む紅茶には多くのブランドがあり、そのブランドの中にも様々な種類の紅茶があります。
そのため、自分に合った紅茶を探すにも、どの紅茶から試したら迷う人も多いでしょう。ここでは、自分好みの紅茶を見つけやすいように、人気の紅茶のブランドを紹介します。
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目次

ダージリンとは

世界三大紅茶のひとつです。
その中でも、二番摘み茶の中で最高といわれる「マスカット・フレーバー(マスカットのような香り)」は、高貴で気品がある香りで人気があります。

ストレートで飲むのはもちろん、2番摘み茶以降はミルクティーで飲むのもおすすめです。

アッサムとは

市販のミルクティーでもよく見かける紅茶です。
北インドのアッサム地方で栽培されます。

甘味が強くコクのある味わいで、芳醇な香りをもっています。
味わいが濃いため、ミルクティーに向いています。
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アールグレイとは

中国紅茶にベルガモットの香りを付けたものです。
ベルガモット(柑橘系)のフレッシュな香料は、アイスティーにしてもミルクティーでもおいしく頂けます。

柑橘系の爽やかな香りは、気分転換や、緊張したあとのリラックスにもおすすめです。

セイロンティーとは

セイロンティーは、スリランカ(旧セイロン)産の茶葉の総称です。
産地によって気候や標高が異なり、セイロンティーといっても様々な風味の紅茶が存在します。

日本に輸入される紅茶の約60パーセントはセイロン紅茶です。
スリランカで採れた上質な茶葉は、まろやかな渋みとほのかな甘い味わいが特徴で、レモンとの相性もいい紅茶として知られています。

ディンブラとは

「セイロン紅茶の女王」とも言われています。
香りはそれほど強くなく、濃厚さや渋みも少なめです。

マイルドな風味なので、多く方に好まれています。
紅茶の色は明るいオレンジ色で、花のような優しい香りとみずみずしい風味があります。

アイスティーだけでなく、レモンなどのフルーツを入れたフルーツティーやミルクティーにしても、その持ち味が充分生かされます。アレンジ好きな人にもおすすめです。

ウバとは

世界三大銘茶のひとつです。
セイロン島南東部で栽培されています。

芳醇で香り高く、花に似た甘い香りが特徴で、濃いめにしてミルクティーで飲むのもおすすめです。

キーマンとは

世界三大紅茶のひとつです。
中国の上海で生産される古典的な紅茶で、紅茶のルーツが感じられる茶葉です。

生産時期が6~9月と短く、ごく少量しか採集されないため、最高級品は高値で取引されることもあります。

紅茶は、蘭やバラに似た香りのほか、独特のスモーキーフレーバーが特徴で、東洋的な雰囲気のある紅茶です。
葉の色は黒いですが、紅茶の色は明るく澄んでいます。上品でマイルドな紅茶を飲みたいときにおすすめです。

ニルギリとは

南インドの高原で育つ茶葉です。
名前の由来となっているニルギリは「青い山」という意味です。

柑橘系のさわやかな香りと、飽きのこないさっぱりとした飲み口が特徴で、紅茶ビギナーにもおすすめの紅茶となっています。
馴染みやすく、香りと味のバランスがよい万能タイプの紅茶です。

特に、アイスティーのベースにすると香りが引き立つと言われています。
果物、ミルク、リキュールとの相性も良く、ホットの場合は、ハーブやスパイスのバリエーションにも最適です。

ダージリン、ウバ、キーマンが「世界三大紅茶」と呼ばれているのは、紅茶好きなら一度は耳にしたことがあるでしょう。インドは生産量が世界第一位なので、必然的に茶葉の種類が豊富になります。そのためか、「インド三大紅茶」と呼ばれるものも存在します。

ニルギリはその1つで、あと2つはダージリンとアッサムです。この3つの茶葉を、「インド三大紅茶」と呼びます。ダージリンとアッサムはインド北部で生産されていますが、ニルギリはインド南部のアラビア海寄りにある西ガーツ山脈南部の丘陵地帯の高原が産地となっています。

ニルギリには「青い山」という意味があり、「紅茶のブルーマウンテン」と称されています。生産地がスリランカ島に近いということもあり、気候がスリランカと似ているところがあります。そのため、ニルギリはセイロンティー(スリランカ産の紅茶)と非常によく似た優雅で繊細な香りが特徴で、風味もセイロンティーに近いものがあります。

ニルギリのクオリティーシーズン

ニルギリは通年で栽培が可能な茶葉なので、生産量が多いです。1年中出回っています。価格も安価で入手しやすい茶葉となっています。

クオリティーシーズンは2回あり、季節風が吹く7月~8月と、1月~3月の寒さ厳しい季節です。特に、1月~3月に収穫される茶葉の品質が最も良く、最上のウィンターティーとなります。

ニルギリの特徴

水色は濃く明るいオレンジ色で、柔らかい香りとクセのないマイルドな渋みが特徴です。旬のニルギリは草っぽい香りに加え、フルーツのような甘い香りも持っています。春の季節に出回るニルギリは香りが特に顕著で、花のようないい香りと程よい渋みを持つことが特徴で、とても飲みやすく美味しいものになります
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ニルギリの入れ方

ニルギリは北の産地で作られるダージリンなどと比べるとクセがなく、個性が弱い紅茶と言われています。しかし、その個性の弱さを逆に利点として、様々な入れ方ができる紅茶として利用されています。

スパイスやハーブなどを入れたバリエーションティーにも適していますし、ミルクティーでもレモンティーでも、ストレートティーでも美味しく飲めます。クセの少なさから、ブレンドティーにも多く使われています。氷のように透明感のある水色になるので主にアイスティーとして用いられますが、ホットでもクセがなくて美味しく飲めます。最も利用方法が幅広い茶葉だと言えるでしょう。

様々な入れ方を挙げましたが、中でも特におすすめの入れ方はフルーツティーです。フレッシュフルーツの瑞々しい香りを活かしたフルーツティーは、クセのないニルギリとの相性が非常に良く、渋みが苦手な方やお子様にもおすすめできます。

ニルギリの効果・効能

ニルギリには老化の防止、抗菌作用、コレステロール抑制、利尿作用があります。カフェインが入っているので眠気防止にもなります。

ストレスを受ける度に緊張状態を作り出してしまうコルチゾールという成分があるのですが、ニルギリにはこのコルチゾールの生成を抑えてくれる働きがあります。これは、あがり症の原因ともなっている物質です。ストレスを感じたとき、リラックスして気分を落ち着けたいときなどに飲んでみると、効果を実感できるかもしれません。

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